「私たちは乗り越えていける」伝説のフェミニストの数奇な生涯を描く『グロリアス 世界を動かした女たち』予告編

ジュリアン・ムーアとアリシア・ヴィキャンデルの2大アカデミー賞女優がダブル主演を果たし、『フリーダ』のジュリー・テイモアが監督を務めた『グロリアス 世界を動かした女たち』が、5月13日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

本作は、女性解放運動のパイオニアとして活躍したグロリア・スタイネムの逞しい半生を描くエナジー・ムービー。

予告編は、バスから颯爽と降りてきた主人公グロリア・スタイネム(ジュリアン・ムーア)が、女性から声を掛けられるシーンから始まる。場面は移り変わり、車窓から外を眺める女性たち。若き日のグロリア(アリシア・ヴィキャンデル)は「私の人生は旅をする事で変わった」と語り、これは「旅は一番の教育だ」という父の教えからであった。この言葉をきっかけにインドへ2年間滞在をした彼女は、そこで驚くべき体験をする。この出来事を記事として書きたいと出版社を訪ねるが、「ファッションの記事を書いてくれ」と言い返される。女性という理由だけで希望する記事を書かせてくれない事を知ったグロリアは、バニーガールの恰好でお酒を提供する“プレイボーイ・クラブ”に極秘で潜入取材をする事に。そこで女性がモノとして扱われている裏側を暴露すると大きな反響を得るが、編集者からは「次はポルノ業界に潜入か?」とセクハラ発言をされる。男性優位の社会に嫌気が指したグロリアは、トレードマークとなる大きなサングラスを身に付けて、女性解放運動の活動に参加していくのだった。女性への性差別の問題が叫ばれる昨今において、女性の地位向上のために立ち向かった“今の女性たちに繋がる”彼女の勇姿を感じることのできる映像になっている。

『グロリアス 世界を動かした女たち』
2022年5月13日(金)より、kino cinema横浜みなとみらいほか全国順次公開
監督・脚本:ジュリー・テイモア
出演:ジュリアン・ムーア アリシア・ヴィキャンデル ティモシー・ハットン ジャネール・モネイ ベット・ミドラー
配給:キノシネマ

【ストーリー】 大学生でインドに留学をしたグロリア(ジュリアン・ムーア/アリシア・ヴィキャンデル)は、男性から虐げられている女性たちの悲惨な経験を聞き、帰国後はジャーナリストとして働き始める。だが、社会的なテーマを希望しても、女だからとファッションや恋愛のコラムしか任されない。そこでグロリアは高級クラブの「プレイボーイ・クラブ」に自らバニーガールとして潜入。その内幕を記事にして暴き、女性を商品として売り物にする実態を告発する。さらにはTVの対談番組に出演するなど、徐々に女性解放運動の活動家として知られ始める。40代を迎えた頃は仲間たちと共に女性主体の雑誌「Ms.」を創刊する。これは、未婚女性=Missや既婚女性=Mrs.とは別に、どんな女性にも使える新しい敬称=Ms.として、全米各地の女性に受け入れられていく…。

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