竹中直人「楽しみにしていてくださいね!」映画『ゾッキ』『裏ゾッキ』の続編「∞ゾッキ シリーズ」4月先行放送!

孤高の天才と称される人気漫画家・大橋裕之の幻の初期作品集「ゾッキA」「ゾッキB」に収録された珠玉の作品たちを、竹中直人、山田孝之、齊藤工が共同監督を務め、一本の長編映画としてまとめ上げた映画『ゾッキ』、その裏側をドキュメンタリーとして描いた映画『裏ゾッキ』。その続編として、地域ごとに展開するドラマ、ドキュメンタリー、旅番組を融合した「∞ゾッキ シリーズ」が、4月3日よりBSデジタル放送「BSJapanext」にて先行放送、7月にAmazon Prime Videoにて配信されることが決定した。

『ゾッキ』は、およそ30編の傑作短編作品が収録される大橋裕之の初期短編集「ゾッキA」「ゾッキB」の中から多数エピソードを織り交ぜて構成し、脚本を舞台演出家・劇作家の倉持裕が書き上げた、ありふれた日常に巻き起こる、不思議な笑いに包まれた唯一無二のヒューマンコメディ。

その続編となる「∞ゾッキ シリーズ」のドラマ「∞ゾッキ」では、映画『ゾッキ』でも監督を務めた竹中直人監督、山田孝之監督、齊藤工監督が再度監督を務める。竹中直人監督は、昨年新たに出版された「ゾッキC」より、愛の書店員が歪んだ社会に睨みをきかす「平田さん」、山田孝之監督は、「ゾッキB」より、謎の見張り台から何かを監視する男の一時を切り取った作品「見張り台」、齊藤工監督は「ゾッキC」より、郊外のホームセンターの中で想いが行きかう男と女の姿を描く「シーン1」を制作する。映画『ゾッキ』は愛知県の蒲郡市で生まれたが、「∞ゾッキ シリーズ」では、蒲郡市、豊橋市、豊田市の地域連携で撮影が行われる。2021年度愛知県観光文化大使にも任命された3監督が再び愛知県を作品制作という形で盛り上げる。


▲『ゾッキ A』大橋裕之(カンゼン)


▲『ゾッキ B』大橋裕之(カンゼン)


▲『ゾッキ C』大橋裕之(カンゼン)

さらに、ドラマパートとあわせて、“市民が主役”の製作の裏側を追ったドキュメンタリー『裏ゾッキ』続編や、ロケ地域の魅力を紹介する『旅ゾッキ』も制作される。『裏ゾッキ』では、映画『ゾッキ』にも出演していた松井玲奈がナレーションを担当。『旅ゾッキ』では、松井玲奈、鈴木福が旅人を務め、地域の魅力を発信していく。

「∞ゾッキ シリーズ」の第1回放送は、映画『ゾッキ』が誕生するに至った経緯を原作者の大橋裕之、監督を務めた竹中直人、山田孝之、齊藤工のインタビューを通して紐解き、制作秘話に迫っていく。

▼監督 コメント

■竹中直人
『ゾッキC』、大橋さんは再びすごいものを描いてしまった…!と感動してしまいました。全ての物語が素晴らしかったです。その中の「平田さん」という物語を監督します。あまりにも理想的なキャスティングになりました!最高の「平田さん」ができそうな気配を感じています。「∞ゾッキ」いよいよ始まります、楽しみにしていてくださいね!

■山田孝之
「ゾッキ、またやりたいですよね」という話があった中で、次やるのであれば「見張り台」しかないと思っていました。この中で起きていることはシンプルなのですが、良い台詞が沢山あって、これは少し形を変えた映像というもので、多くの人々にこのストーリーを、ここで生きる人たちの発言や気持ちや状況等を伝えなくてはいけないんだという気持ちです。全力で前回の100倍くらい愛知県の皆さんに助けてもらいながら、「はい、OK!」とやりたいと思います!

■齊藤工
竹中・山田両監督や脚本の倉持さんと共に、原作大橋裕之さんのお膝元愛知県にて『ゾッキ』と言うひとつの世界線を感覚共有しながら共作させて頂いた経緯が、今回功をそうするのではないかと勝手に思っています。個人的には、最も地味で、最も愛おしいエピソードを新たに実写にさせて頂く予定です。混沌とした今と言う時代にこそ、『ゾッキ』の持つ無限の可能性が、このプロジェクトで示せたら幸いです。

「∞ゾッキ シリーズ」
2022年4月3日(日)22時00分より、BSデジタル放送「BSJapanext」にて先行放送開始
2022年7月より、Amazon Prime Videoほか配信開始
原作:大橋裕之「ゾッキA」「ゾッキB」「ゾッキC」

【ドラマ「∞ゾッキ」】
「平田さん」
監督・脚本:竹中直人
脚本:和田清人

「見張り台」
監督:山田孝之
脚本:小寺和久

「シーン1」
監督:齊藤工
脚本:倉持裕

【ドキュメンタリー「裏ゾッキ」】
監督:篠原利恵 榊原有佑 原田大誠
プロデューサー:牧有太 伊藤主税 山田孝之 田嶋康弘
ナレーション:松井玲奈

【旅番組「旅ゾッキ」】
監督:篠原利恵 榊原有佑
プロデューサー:牧有太 伊藤主税 山田孝之 田嶋康弘
旅人:松井玲奈 鈴木福