2021年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された、ジャック・オディアール監督とセリーヌ・シアマ脚本による話題作『パリ13区』が、4月22日より公開される。このほど、本作のメインビジュアルがお披露目となった。
パリ13区の今日が舞台の本作。コールセンターで働く台湾系のエミリーと高校教師のカミーユ、33歳で大学に復学したノラ、そしてポルノ女優のアンバー・スウィート。多文化で活気あふれる現代のパリで、ミレニアル世代の若者たちが織りなす、不器用で愛おしい人間模様を描く。
メインビジュアルのデザインを手掛けたのは、これまでに『ミッドサマー』、『パターソン』、『ちょっと思い出しただけ』などのビジュアルを担当してきたデザイナーの大島依提亜。「つながるのは簡単なのに 愛し合うのはむずかしい」という複雑な感情を表したコピーが添えられ、屋上に寝転びながら互いに視線を交わすエミリーとカミーユの姿が収められる。そんな二人の背景には、さまざまな文化や人種が混ざり合い、再開発が進むパリ13区の街並みを望むことができる。
監督のジャック・オディアールは、世界中の映画祭で数々の賞を受賞し話題を呼んだ西部劇ロード・ムービーの前作『ゴールデン・リバー』に続く、待望の新作である本作について、「『ゴールデン・リバー』を撮ったあとは、自然とその真逆の都会の物語を自然と考えるようになりました。都市で暮らす登場人物、パリ13区という区域、色彩はなく、アクションはほとんどない物語を」とコメントする。
『パリ13区』
2022年4月22日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:ジャック・オディアール
脚本:セリーヌ・シアマ レア・ミシウス
原作:エイドリアン・トミネ「アンバー・スウィート」「キリング・アンド・ダイング」「バカンスはハワイへ」
出演:ルーシー・チャン マキタ・サンバ ノエミ・メルラン ジェニー・ベス
配給:ロングライド
【作品概要】 本作はパリ13区の今日が舞台。コールセンターで働く台湾系のエミリーと高校教師のカミーユ、33歳で大学に復学したノラ、そしてポルノ女優のアンバー・スウィート。多文化で活気あふれる現代のパリで、ミレニアル世代の若者たちが織りなす、不器用で愛おしい人間模様を描く。
©ShannaBesson ©PAGE 114 – France 2 Cinéma