熱狂的なスパークスファンであるエドガー・ライト監督が贈る、自身初の音楽ドキュメンタリー映画『スパークス・ブラザーズ』が、4月8日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となった。
兄ロンと弟ラッセルのメイル兄弟からなる、約50年の歴史がある「スパークス」は、デビュー以来、謎に包まれた唯一無二のバンドで、そのサウンドそしてライブパフォーマンスはカルト的な人気を獲得し続けている。レオス・カラックス監督最新作『アネット』で原案・音楽を務めたことでも話題沸騰中だ。本作では、そんな彼らの半世紀にもわたる活動を、貴重なアーカイブ映像やバンドが影響を与えた豪華アーティストたちのインタビューと共に振り返る。
予告編は、世界的な人気を誇るグラミー賞アーティストのベックが「大勢のミュージシャンとの会話は結局スパークスの話になる」と語るカットから始まり、その言葉を裏付けるように、フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)「“こいつら誰だ?”と思っていた」、トッド・ラングレン「他のバンドと違う」、デュラン・デュランのニック・ローズ&ジョン・テイラー「異常だが、すばらしい」など豪華アーティストたちから感嘆の声が続出する。本映像に登場するこれらのコメントのほか、本編中では、スパークスと2015年にコラボしたバンド、フランツ・フェルディナンドのアレックス・カプラノス、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』では主演を務めた歌姫ビョーク、セックス・ピストルズのスティーヴ・ジョーンズ、ニュー・オーダーのスティーヴン・モリス&ジリアン・ギルバートなどがそれぞれの「スパークス愛」を嬉々として語りまくる。また、劇中の一部のアニメパートではエドガー・ライト監督の盟友サイモン・ペッグ&ニック・フロスト(『ショーン・オブ・ザ・デッド』『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』)が声をあて、ライト監督ファンへのとっておきのサプライズも。兄・ロンが「まるで僕らの伝記映画だ」とコメントするほど内容の濃い本作。クレイジーな天才兄弟の音楽の冒険の始まりに胸が高まる映像になっている。
場面写真には、2018年に来日公演の際、本作の撮影のため同行したエドガー・ライト監督との貴重なオフショットのほか、同年バルセロナで行われたライブでの観客との記念撮影ショット、1982年のアルバム「アンガスト・イン・マイ・パンツ(パンツの中の用心棒)」のジャケットに採用されたメイル兄弟のウェディング風カットなど、スパークスのクレイジーで楽しい雰囲気が感じられるショットが収められる。
『スパークス・ブラザーズ』
2022年4月8日(金)より、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開
監督・出演:エドガー・ライト
出演:ロン・メイル(スパークス) ラッセル・メイル(スパークス) ベック アレックス・カプラノス トッド・ラングレン フリー
声の出演:ビョーク
配給:パルコ ユニバーサル映画
【作品概要】 兄ロンと弟ラッセルのメイル兄弟からなるスパークスには約50年の歴史があり、そのサウンドそしてライブパフォーマンスはカルト的な人気を獲得し続けている。実験精神にあふれ、先進的な二人の音楽への情熱は“未来の音”を作り続け、本作にも出演するベック、レッチリのフリー、ロックバンド「フランツ・フェルディナンド」をはじめ数多くの名だたるアーティスト達に影響を与えた。本作では現在に至るまでのクレイジーな天才のこれまでとこれからが、スパークスの大ファンであるエドガー・ライト監督によって紐解かれる。
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