「どんなセックスライフ?」再開発が進む“パリ13区”を舞台に若者たちの恋愛ドラマが開幕『パリ13区』特報映像&新場面写真

2021年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品された、ジャック・オディアール監督とセリーヌ・シアマ脚本による話題作『パリ13区』が、4月22日より公開される。このほど、本作の特報映像と新場面写真がお披露目となり、併せて、ジャック・オディアール監督よりコメントが寄せられた。

パリ13区の今日が舞台の本作。コールセンターで働く台湾系のエミリーと高校教師のカミーユ、33歳で大学に復学したノラ、そしてポルノ女優のアンバー・スウィート。多文化で活気あふれる現代のパリで、ミレニアル世代の若者たちが織りなす、不器用で愛おしい人間模様を描く。

特報映像にモノクロで映し出されるのは、再開発が進むパリ13区。都会的な高層ビルと工場の煙が立ち込める夜のパリで、「どんなセックスライフ?」「誰にも拘束されたくない」と男女が囁き合う。そして音楽の高まりとともに街は陽の光を浴び、この街で出会う若者たち4人の魅力的なカットが交差していく。これまで知られていなかったフレッシュな“新しいパリ”で彼らの恋愛ドラマの幕が開ける、そんな高揚感に満ちた、映像的快感あふれる25秒間になっている。音楽はフランスでカルト的人気を誇るエレクトロニカ・アーティストのRoneが手掛け、第74回カンヌ国際映画祭においてサウンドトラック賞を受賞し、第47回セザール賞でも音楽賞にノミネートされた。

新場面写真には、高層ビル群のあいだを闊歩する台湾系フランス人エミリーや、伝統的なスタイルの部屋の窓を開く不動産会社で働くノラ、カムガール(ウェブカメラを使ったセックスワーカー)のアンバー・スウィート、カフェでお茶をするエミリーとルームメイトのカミーユの姿など、パリ13区で暮らす登場人物たちの何気ない日常が美しく収められる。

©ShannaBesson ©PAGE 114 – France 2 Cinéma

■ジャック・オディアール(監督) コメント
Q:パリ13区をテーマに描いたことについて。
パリでは何度も撮影をしてきましたが、13区を選んでモノクロで撮影することによって、より生き生きとしたものを提供できる可能性が生まれ、パリへの期待感が変わりました。

『パリ13区』
2022年4月22日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:ジャック・オディアール
脚本:セリーヌ・シアマ レア・ミシウス
原作:エイドリアン・トミネ「アンバー・スウィート」「キリング・アンド・ダイング」「バカンスはハワイへ」
出演:ルーシー・チャン マキタ・サンバ ノエミ・メルラン ジェニー・ベス
配給:ロングライド

【作品概要】 本作はパリ13区の今日が舞台。コールセンターで働く台湾系のエミリーと高校教師のカミーユ、33歳で大学に復学したノラ、そしてポルノ女優のアンバー・スウィート。多文化で活気あふれる現代のパリで、ミレニアル世代の若者たちが織りなす、不器用で愛おしい人間模様を描く。

©ShannaBesson ©PAGE 114 – France 2 Cinéma