ディーン・フジオカが日本のトム・クルーズに!? 「責任重大ですよね(笑)」

映像・音楽・ファッションなど様々なカルチャーシーンで活躍するディーン・フジオカが企画・プロデュースを手掛け、さらに主演も担う映画『Pure Japanese』(読み:ピュアジャパニーズ)が、2022年1月28日より公開される。このほど、1月12日に新宿バルト9にて完成披露舞台挨拶が行われ、ディーン・フジオカ、蒔田彩珠、坂口征夫、そして松永大司監督が登壇した。

企画・プロデュース・主演を担ったディーンは、最初の挨拶で「挨拶が難しいですね(笑)。いつもだったら“立石大輔を演じました”で始まるんですけど」と照れ笑い。「シンプルに感動した。フィルムメイキングに向き合えるフレッシュな感動を噛み締めながら、ここにたどり着くことができました」と感慨深い表情を浮かべた。

タイトルにちなみ、「自分のピュアな部分」を聞かれたゲスト陣。ディーンが「ものを作ることに対して、ピュアでいたい」と述べると、監督を全面的に任せてもらった松永監督は「こういう人と一緒にものを作れたら良いんじゃないかと思います。ディーンさんは、日本のトム・クルーズになったほうが良いんじゃないかと思う」と発言。これに対してディーンは、「記者の皆さん、『これは良い見出しもらった!』みたいな感じじゃないですか!?」と集まったマスコミに問いかけつつ、「責任重大ですよね(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。

『Pure Japanese』
2022年1月28日(金) 全国公開
監督:松永大司
脚本:小林達夫
企画・プロデュース:ディーン・フジオカ
出演:ディーン・フジオカ 蒔田彩珠 渡辺哲 金子大地 坂口征夫 村上淳 嶋田久作 別所哲也
配給:アミューズ

【ストーリー】 日光大江戸村で働く立石大輔(ディーン・フジオカ)は抜群の身体能力の持ち主だが、社交性がなく、一方日本の文化に傾倒している変わった男で、周囲からは距離をおかれていた。忍者ショーでも任されているのは、立ち回りではなく効果音担当。神社で人知れず、非科学的なトレーニングに勤しむのが日課だった。同僚の送別会が行われたパブには高校生でありながら、年齢をごまかして働くアユミ(蒔田彩珠)、アユミが祖父・隆三(渡辺哲)と暮らしている土地一帯を県議・黒崎(別所哲也)と結託し、中国人ブローカーに売り払ってしまおうと画策している地元のヤクザ長山組・陣内(坂口征夫)、佐伯(二ノ宮隆太郎)らの姿も。P(ure)J(apanese)キットという、日本人の純度を図る試薬が出回っていた。結果が50%と中途半端な数字だった佐伯は腹を立て、江戸村の忍者たちにも検査を強いる。その場での検査を拒否した立石だったが、自宅でPJキットを使用してみると、数値は100%。何故か湧き上がる高揚感。立石はショーである役に参加することになるが、アユミたちが見に来ているとき、派手に失敗してしまう。立石が立ち回りをできないのは過去に参加していた撮影現場でおこった事故によるトラウマで暴力に対するリミットをかけているのであった。アユミの家には相変わらず嫌がらせが続いていた。ある日、隆三が怪我をし、入院する。アユミと立石は黒崎の仕業だと思い込み、黒崎の事務所に乗り込むが、しらをきられ怒りを爆発させた立石は黒崎事務所を破壊する。立石は初めてアユミに己の暴力を肯定される。アユミの家の敷地は重機が搬入され、強引に掘削が着手される。アユミは立石に助けをもとめ、立石は今まで封印してきた暴力衝動を爆発させるのだった。

©2021「Pure Japanese」製作委員会