東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」が、株式会社ワタナベエンターテインメントとともに新たに「ムビ×ステ」として始動する第3弾で、主演・荒木宏文、脚本・末満健一が強力タッグを組んだ映画『漆黒天 -終の語り-』が2022年初夏に公開、舞台「漆黒天 -始の語り-」が2022年8月に上演されることが決定した。併せて、本プロジェクトのティザービジュアルがお披露目となった。
東映が仕掛けるプロジェクト「ムービー(映画)とステージ(演劇)の挑戦的な融合」である「ムビ×ステ」。プロジェクト第1弾として、映画『GOZEN-純恋の剣-』、舞台「GOZEN-狂乱の剣-」を製作。2020年には第2弾として、映画『死神遣いの事件帖 –傀儡夜曲-』、舞台「死神遣いの事件帖 –鎮魂協曲-」を製作した。そして第3弾となる『漆黒天』は、謎多き男をめぐる本格派ミステリー時代劇。映画の主人公は記憶をなくした流浪の男。記憶を追い求める中、数々の刺客たちが彼に迫りくる。いったい彼はなぜ襲われるのか…。映画・舞台それぞれのサブタイトルにも注目だ。
本作で映画・舞台ともに主演を務めるのは、2.5次元舞台でもトップクラスの人気を誇る俳優・荒木宏文。「ミュージカル『刀剣乱舞』にっかり青江 単騎出陣」では、全国47都道府県を一人芝居にて回るという、2年かけた壮大なプロジェクトを敢行中の実力派俳優だ。そして、映画の脚本、舞台の作・演出には、舞台「刀剣乱舞」シリーズの脚本・演出を手掛け、2009年から続きシリーズ累計動員12万人を超える舞台「TRUMPシリーズ」など、舞台で大人気の脚本・演出家の末満健一が担当。末満にとって初のオリジナル映画脚本となり、綿密な脚本に定評のある末満ならではの本格時代劇が誕生した。映画の監督・アクション監督は、「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」、「ウルトラマン」など特撮作品で第一線を走るアクションの名手・坂本浩一が担う。
ティザービジュアルには、刀を手に持ち力強い目線を送る流浪の男(荒木宏文)の姿が収められ、「記憶をなくした<最強の男> この男、何かある。」というコピーが添えられる。
▼スタッフ&キャスト コメント
■荒木宏文(主演)
脚本家末満さんが書き下ろしてくれた台本を、坂本監督と話し合いながら、素敵なキャストと熱を帯び魂を宿した目を合わせて芝居をしました。表と裏、光と闇、正義と悪、静と動、陰陽。表裏一体になったものが、たくさん集まり、ぶつかり、混ざり、馴染みながら一つに纏まった作品になりました。そんな映画を、そして続く舞台を、楽しんでいただけたら幸いです。
■末満健一(脚本)
舞台で一度ご一緒した荒木宏文くんと、またいつか別の形で創作を共にできる日が来ればよいなと願っておりました。それがムビ×ステという挑戦的な企画で実現したことを喜ばしく思います。裏と表、善と悪、幸と不幸、生と死、様々な二項対立がないまぜになった奇想時代劇。それをまず、エピローグから見せてしまおうというのが今回の映画『漆黒天 -終の語り-』です。荒木くんを筆頭に、素晴らしい俳優陣が揃ってくださいました。闇鍋のような物語が、坂本浩一監督によってどのように料理されたのか。楽しみにしております。
■坂本浩一(映画版監督・アクション監督)
新たな時代劇への挑戦!台本の打ち合わせを進めるうちにその実感が確実な物へとなりました。2.5次元をはじめ、舞台界のトップヒットメーカー末満さんの創り上げる魅力的な世界観と登場人物たちに引き込まれ、自分も気合が入りました!新たな出会いや、気の知れた信頼出来るキャストたちに刺激を受けて、時代劇の聖地京都で思いっきり暴れて来ました!謎とアクションに溢れた時代劇ノワール、是非ご期待下さい!
映画『漆黒天 -終の語り-』
2022年初夏 公開予定
監督・アクション監督:坂本浩一
脚本:末満健一
出演:荒木宏文
配給:東映ビデオ
【ストーリー】 記憶をなくした流浪の男(荒木宏文)。記憶を追い求める中、次々と刺客が襲い掛かる。何故記憶がないのか、何故狙われるのか、謎多きこの男には一体何があったのか。
舞台「漆黒天 -始の語り-」
2022年8月 上演
作・演出:末満健一
出演:荒木宏文
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