佐藤流司、染谷俊之、崎山つばさ、荒木宏文が舞台に懸けるロックな想いを語る!「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」囲み取材&ゲネプロ レポート

深夜枠ながら高視聴率を記録した日テレドラマ「男水!」の<TVドラマ舞台連動企画>の第二弾として始動した「御茶ノ水ロック」。本年1月よりテレビ東京にてドラマの放送をスタートさせ、他にもKADOKAWA「月刊コミックジーン」にてコミカライズ、「ビーンズ文庫」にてノベライズされるなど、様々なメディアミックス展開がされ、いよいよ舞台版「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」が3月30日にスタートする。その前日の3月29日、メインキャスト4人を集めた囲み取材とゲネプロが実施された。

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囲み取材に参加したのは、ロックバンド“DYDARABOTCH”のボーカルを務める主人公・片山始を演じる佐藤流司と、始の兄・片山亮を演じる染谷俊之、“DYDARABOTCH”の良きライバルバンドである“The DIE is CAST” (以下DIC)のボーカル逢坂翔平<SHO>を演じる崎山つばさ、そしてTVドラマの最終話に少しだけ登場し、舞台版では物語の鍵を握る重要な人物、桐山純哉を演じる荒木宏文の4名。舞台初日を翌日に控えたメンバーたちの舞台に懸けるロックな意気込みや見どころ、稽古でのエピソードなど、和気あいあいとした雰囲気のなかで語られた。

MC:自己紹介と演じる役柄の紹介をお願いします。

佐藤:片山始を演じている佐藤流司です。始は元気でまっすぐで熱くていわゆる主人公的な存在のキャラクターです。

染谷:片山亮役の染谷俊之です。片山亮はクリムゾン・スカイ・レコードの社長でDICをプロデューしている始の兄です。

崎山:逢坂翔平役の崎山つばさです。始のライバルであり、DICをプロデュースする亮さんに憧れているバンドのボーカルです。

荒木:桐山純哉役の荒木宏文です。今回は悪い役を担当します!(笑)

MC:本作はTVドラマと舞台の連動企画ですが、舞台ならではの見どころを教えてください。

佐藤:ドラマでもそうでしたが、DYDARABOTCHのメンバーは一般的に生活している人たちよりも高いレベルのところで生活していて、いつもすごく元気がよくて活発なんです。その表現をドラマよりもしっかりと受け取ってもらうために、舞台では本当に…みんな気が狂っているというか…(笑)

染谷:使える言葉でお願いします。(笑)すごくテンションが高くて…?

佐藤:すごくテンションの高くて…、元気になれる明るい舞台です。(笑)

染谷:生演奏が一番の見どころかなと思います。ライブを見に来たような感覚も味わえるし、役者が生演奏をしていてお芝居の部分も楽しめるので、きっと音楽好きな方もお芝居好きな方も、またはそうでない方もひっくるめて楽しんでいただけるエンターテインメントになっていると思います。

崎山:ドラマから始まったので、役作りはその時点でそれぞれ出来上がっているのですが、舞台に向けて表現を大きくするために、役に対しての作り方や関係性、ライブをさらに細かく作ってきたので、舞台ならではの僕たちを観ていただければと思います。

荒木:ドラマでは始と亮の兄弟の絆がテーマになっていて、ラストはその関係がピースフルな状態で終わりを迎えましたが、舞台では僕の演じる役柄がまた人波起こすんですけど…。僕の起こす波が新たな絆や、新しい道をみつけるための火薬になるというか、みんなの背中を押せるような悪役を演じられればと思っています。

MC:劇中では、兄弟やバンドマンの絆が見どころですが、それにちなんだ絆エピソードは稽古中にありましたか?

佐藤:ドラマのときや、さっきの楽屋でもそうだったんですけど、じゃんけんで負けた人は弁当の残りを片付けるか、自販機で全員分のジュースを買うというゲームがあるんですよ。今日はダイダラボッチとDICでやって、ARASHI役の砂原くんが負けたので、「早く買ってこい!走れ!」と罵詈雑言を浴びせるという…ロックな絆がありましたね。(笑)

染谷:ドラマがクランクアップしてから、舞台稽古で再会した時の久しぶりのような、でもそうじゃないようなっていう関係がすごくおもしろくて。それに稽古が始まっても、ドラマのときと同じような感覚ですんなりお芝居ができたので、絆を感じました。

崎山:バンドマンの物語なのに、バンドの経験がなかったのでその感覚が分からなかったんですよ。でも稽古の前や稽古中とかにDICのメンバーと集まってスタジオでバンド練習をしたときに、ただ音を鳴らすだけなのにすごく楽しいし、会話をしているような、味わったことのない仲間意識が芽生えて、僕の中ではあれが絆だったなと。その関係性を舞台でも出したいなと思っています。それと亮さん(演じる染谷さん)は、いつも「サポートできることがあれば言ってね」って声をかけてくれて…。直接は会いに来てくれなかったけど。(笑)

染谷:行きたかったよ!邪魔したら悪いかなって。(笑)

荒木:バンドメンバーって対バン相手とか、ライブをやった仲間同士で輪を広げたり、仲良く絆を深めていくことが多いなって、音楽活動やっていると感じるんですけど、DYDARABOTCHとDICのライバル関係も、作品を作る演劇のなかでの対バンみたいなんですよね。ボーカル、ベース、ギター、ドラムとそれぞれのポジション同士で、バンド関係なく相談したり、セッションしたりするのを見かけると音楽っていいなって思うんです。そんなロックやバンドマンの面白さが稽古をはじめとした作品の外でも繋がっていたので、それは舞台にも生きていくと思うし、そういう各ポジションの関係性にも注目して観てほしいと思います。

MC:最後に、舞台を楽しみにしているお客様へ一言お願いします。

荒木:みんなが楽器を練習して生演奏で送るライブパート、そしてそこに繋がるためのお芝居、両方をやっているからこそ、音楽好きも芝居好きも、全員が好きになれる作品だと追います。この作品をきっかけに両方に興味をもっていただければと思います。

崎山:舞台のストーリーも楽しみつつ、グッズのTシャツやタオルやアルバムもあるので、ライブのように全身を使って「御茶ノ水ロック」を感じていただければなと思います。

染谷:ドラマを観てくださった方も、観ていない方でも、何にも考えずに楽しんでいただける明るい作品になっていると思います!

佐藤:ライブもお芝居も観客の皆さんの脳内を畳みかけるような、本当に目まぐるしいテンポで進んでいきます。僕たち自身、毎回同じことができないくらいすばやく進んでいくので、そういう意味では毎回の舞台を新鮮に演じられるかなと思いますし、たった一回きりの舞台と生のパフォーマンスを皆さんにも全身で感じてほしいなと思います。

続いて行われたゲネプロでは、囲み取材の雰囲気から一転、ロックに熱い魂を燃やすバンドマンたちが登場した。巨大なスピーカーが設置された本格的なライブ会場のようなステージで、当て振りなしの生歌&生演奏を堂々披露し、TVドラマからさらにパワーアップした大迫力のステージで、会場に集まった多くのマスコミ陣を魅了した。

「御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-」
2018年3月30日(金)~4月15日(日)/全23公演
会場:AiiA 2.5 Theater Tokyo
演出:大関真
原案・脚本:カタヤマ
出演:佐藤流司 崎山つばさ 前山剛久 谷水力 松本岳 宮城紘大 砂原健佑 Chiyu 夛留見啓助 菊田大輔 大塚尚吾 荒木宏文 染谷俊之
制作:ポリゴンマジック

©御茶ノ水ロック製作委員会