ニューヨーク・タイムズ「ベストTV 2018 インターナショナル部門」に選ばれるなど、日本を越えて世界中で絶賛された大ヒットTVアニメ「宇宙よりも遠い場所」を手掛けたいしづかあつこと制作会社MADHOUSE、キャラクターデザイン・吉松孝博によるオリジナル劇場アニメーション『グッバイ、ドン・グリーズ!』が、2022年2月18日に公開される。このほど、予告編とポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、追加キャストとして田村淳と指原莉乃が夫婦役で出演することが発表された。
本作で描かれるのは、少年たちの奇跡のような出逢いの物語。本作の舞台もまた南極大陸を目指した「宇宙よりも遠い場所」と同じく日本だけにとどまらない。いつもと違う夏休みから始まる冒険の果てに、少年たちがたどり着くのは、炎と氷の国・アイスランド。自らを見つめ、世界を超えて、少年たちが手にしたものとは…。
関東の田舎町で何事にも打ち込めない少年・ロウマと、東京から帰省中の親友・トトは、高校生になっても集まる仲で自らを“ドン・グリーズ”と呼んでいた。そんな二人は、アイスランドから来た不思議な少年・ドロップと出会う。予告編では、「自分の“宝物”が何なのか知ってるの?」というドロップの印象的なセリフから始まり、「幻の赤い電話ボックス」というキーワードも登場。その電話は、それぞれに必要な“宝物”が何かを教えてくれるという。そしてひょんなことから冒険の旅に出ることになった3人は、[Alexandros]の疾走感溢れる主題歌を背景に、アクシデントに見舞われながらも冒険を楽しむ様子を見せるが、「そこには“秘密”があった」と映像は一転。「ごめん…」と顔を伏せてうずくまり泣くドロップの姿や、「どうしても失いたくないものが、誰かの命だったらさ…」と意味深なトトの言葉も。宝探しの旅で彼らが見つけたものとは?幻の赤い電話ボックスとは?圧倒的なスケールの大自然と、3人の少年たちのひと夏の冒険が描かれる。
追加キャストとして、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)と指原莉乃が夫婦役で声優を務めることが発表された。いしづか監督の手掛けたTVアニメ「宇宙よりも遠い場所」を観ていたという田村淳は出演のオファーについて、「日本のアニメへの興味が強くなっている中だったので、気持ちが躍りました」とコメント。また、父親という立場から、「息子を見守る感覚でロウマを見守っていました」と続けた。そして、「時代が変わっても、人間の悩みにさほど変わりはない」「目標に向かってドンと背中を押してくれる作品になっている」と、本作の感想を熱く述べた。ロウマの母親役の指原莉乃は、「“なぜ私なんだろう!?”とびっくりしました」とオファー時の様子を語り、田村と夫婦役を演じることについても、「まさかの夫婦役!」と驚いたという。彼らの演技にも注目だ。
▲ロウマの母(鴨川真子)とロウマの父(鴨川太朗)
■田村淳(鴨川太朗役) コメント
昔よりもアニメに対する興味が強くなっていて、「宇宙よりも遠い場所」も大号泣するくらいのめり込んだ作品だったので、気持ちが躍りました。この作品は老若男女問わず、一歩を踏み出す人たちの背中をどんと押してくれます。ロウマの父ちゃんの役なので、本当に息子たちのことを思うように、ロウマたちの冒険を見守りました。
■指原莉乃(鴨川真子役) コメント
お話をいただいて、“なぜ私なんだろう!?”とびっくりしました。しかも、AKB48が出ている番組のMCをしてくださっていた田村淳さんとの共演で、まさかの夫婦役!プレッシャーもあってアフレコは本当に緊張しましたが、スタッフの皆さんが優しく指示してくださって、助けられました。今回、本当にすごい出演陣の中にお邪魔しています。私自身とても楽しみにしているので、皆さんぜひ楽しみにしていてください。
『グッバイ、ドン・グリーズ!』
2022年2月18日 全国公開
監督・脚本:いしづかあつこ
キャラクターデザイン:吉松孝博
アニメーション制作:MADHOUSE
主題歌:[Alexandros]「Rock The World」
声の出演:花江夏樹 梶裕貴 村瀬歩 花澤香菜 田村淳 指原莉乃
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 東京から少し離れた田舎町に暮らす少年・ロウマ(声:花江夏樹)。周囲と上手く馴染むことができないロウマは、同じように浮いた存在であったトト(声:梶裕貴)と二人だけのチーム“ドン・グリーズ”を結成する。その関係はトトが東京の高校に進学して、離れ離れになっても変わらないはずだった。「ねえ、世界を見下ろしてみたいと思わない?」高校1年生の夏休み。それは新たに“ドン・グリーズ”に加わったドロップ(声:村瀬歩)の何気ない一言から始まった。ドロップの言葉にのせられた結果、山火事の犯人に仕立て上げられてしまったロウマたちは、無実の証拠を求めて、空の彼方へと消えていったドローンを探しに行く羽目に。ひと夏の小さな冒険は、やがて少年たちの“LIFE”(読み:生き方)を一変させる大冒険へと発展していく。
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