カツセマサヒコのデビュー作にして大ヒットを記録した同名青春恋愛小説を、松本花奈監督が北村匠海主演、黒島結菜共演で映画化する『明け方の若者たち』が、12月31日に公開される。このほど、“彼女”役の黒島結菜を捉えた新場面写真がお披露目となった。
本作は、大都会・東京に生きる若者が突然出会った人生最大の恋と、何者にもなれないまま大人になっていくことへの葛藤を描いた青春劇。
場面写真には、“彼女(黒島結菜)”が、“僕(北村匠海)”と出会う大学卒業間近の“勝ち組飲み会”で他の人が盛り上がるのを尻目に一人でいるシーンや、“僕”と飲み会を抜け出し公園で飲むカット、“僕”とベッドの上で見つめ合ったり、何やら涙を浮かべるような姿などが収められる。数々の映画やドラマに出演し、2022年度前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」ではヒロインも務める黒島だが、本作では明るく朗らかだがどこかミステリアスな雰囲気を醸す新たな黒島の姿を見ることが出来る。松本花奈監督は黒島について、「“彼女”は、“僕”にとって憧れの存在で、周りに流されず、物事の判断基準の軸が自分の中にちゃんとある人。好きを仕事にできている人。知的で芯がある“彼女”という役柄に、黒島さんはぴったりでした」と語る。
『明け方の若者たち』
12月31日(金) 全国ロードショー
監督:松本花奈
原作:カツセマサヒコ「明け方の若者たち」
脚本:小寺和久
主題歌:マカロニえんぴつ「ハッピーエンドへの期待は」
出演:北村匠海 黒島結菜 井上祐貴 山中崇 楽駆 菅原健 高橋春織 三島ゆたか 岩本淳 境浩一朗 永島聖羅 木崎絹子 寺田ムロラン 田原イサヲ わちみなみ 新田さちか 宮島はるか 佐津川愛美 高橋ひとみ 濱田マリ
配給:パルコ
【ストーリー】 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ?笑」その16文字から始まった、沼のような5年間。明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った“彼女(黒島結菜)”に、一瞬で恋をした。下北沢のスズナリで観た舞台、高円寺で一人暮らしを始めた日、フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり…。世界が“彼女”で満たされる一方で、社会人になった“僕(北村匠海)”は、「こんなハズじゃなかった人生」に打ちのめされていく。息の詰まる会社、夢見た未来とは異なる現在。夜明けまで飲み明かした時間と親友と彼女だけが、救いだったあの頃。でも、僕はわかっていた。いつか、この時間に終わりが来ることを…。
©カツセマサヒコ・幻冬舎/「明け方の若者たち」製作委員会