板垣李光人「大九監督が描く女性と関わる事が出来る」18歳年下の不倫相手役!「シジュウカラ」

「JOUR」で連載中の、女性から圧倒的支持を得る漫画家・坂井恵理による同名漫画を、大九明子監督が山口紗弥加主演でドラマ化する「シジュウカラ」が、2022年1月にテレビ東京系にて放送される。このほど、追加キャストとして、板垣李光人、宮崎吐夢、池内博之が出演することが発表され、併せて、板垣演じる千秋のキャラクター写真がお披露目となった。

主人公は売れない漫画家・綿貫忍。自作は中々日の目を見ず、一方家庭では結婚15年目の夫と中学生の息子がいて幸せな家庭のはずなのに、どこか満足できない日々を送っていた。そんな中、引っ越しを機に長年アシスタントをしていた売れっ子漫画家のもとを離れ、筆を折る決意も固めた。しかし、10年以上前に描いて人気薄だった自作が、知らないうちに電子書籍で大ヒット。それを受け、新作を描くことを勧められた忍は、不安を抱きつつも挑戦することに。そこでアシスタントを募集したところ、応募してきたのは橘千秋という22歳の美しい青年だった。次第に千秋に心惹かれていく中で、忍は自分自身の虚ろで不確かな人生観と向き合うことになる。

新たなキャストとして、主人公・忍(山口紗弥加)と恋に落ちる22歳のアシスタント・橘千秋役に、今注目の若手俳優・板垣李光人。「仮面ライダージオウ」をきっかけにその美しさが話題になり、近年では、人気漫画「約束のネバーランド」の実写化で主要キャストを演じたほか、大河ドラマ「⻘天を衝け」の徳川昭武役でも話題となった。唯一無二の色気を持つ板垣が、どこか謎に包まれた、若く美しい⻘年をいかに演じ、40歳の忍とどのようなラブストーリーを繰り広げるのか?キャラクター写真は、忍と出会って5年後、28歳の千秋の姿を写したもの。物語の始まりである5年前の千秋の姿はまた少し違った印象になるかもしれない。忍の夫・綿貫洋平を演じるのは、自身が所属する大人計画の劇団公演に出演するほか、外部公演や、映画『キャラクター』、『凪待ち』など、多くの映像作品に出演する俳優の宮崎吐夢。一般的に言うザ・亭主関白な夫な上に、不倫、モラハラ…。許せないけれどどこかに存在する、ある意味人間味のあるこの役を、高い演技力を持つ宮崎が熱演する。そして忍の元カレで、第2の不倫相手となる漫画編集者の岡野克巳役に、映画・ドラマ・舞台など、幅広いジャンルの作品に出演し、海外でも活躍する池内博之。忍の高校の同級生で当時の彼氏であった克巳は忍と再会し、漫画家と編集者として仕事をすると共に、不倫関係に…岡野と忍とのオトナな恋愛にも期待が高まる。

▼キャスト コメント

■板垣李光人(橘千秋役)
Q:「シジュウカラ」テレビドラマ化のオファーを受けた時の感想を。
まず、自分としてまた新たな挑戦になる作品だなと思いました。そして、大九監督が描く女性と関わる事が出来るわけですが、作品をつくっていく中で、自分がどう存在しどういった反応が起きるのか。そういった点ではとてもワクワクしています。もちろん不安もありますが、全力で楽しもうと思います。

Q:原作を読んだ感想を。
家庭を持つ女性が別の男性に惹かれる。「不倫」というものが強いインパクトとして残りがちですが、その裏には人間が抱える光や闇、傷、欲、愛を孕んだサスペンスのような深い世界が広がっていると感じました。

Q:ご自身の役を演じるにあたっての思い、意気込みを。
彼が抱えるものや、そこに存在する理由、周りの人間との化学反応を大切に、そして繊細に演じていきたいと思っています。

Q:視聴者のみなさんへメッセージを。
心に光が当たった時、抱える闇の部分がいっそう濃くなる人間の性とどう向き合っていくか。そしてその中に見出す自分の本当の幸せとは何か。様々な葛藤や苦悩と向き合っていく登場人物の姿に、状況は違えどきっと共鳴していただける筈です。彼らがどういった道を選択していくのか、ぜひ楽しみにしていてください。

■宮崎吐夢(綿貫洋平役)
Q:「シジュウカラ」テレビドラマ化のオファーを受けた時の感想を。
まず最初にマネージャーから「大九明子監督が演出を手掛けるドラマが入るかもしれない」と聞きました。映画『私をくいとめて』と『勝手にふるえてろ』がすごく好きな作品だったということもあり、ぜひご一緒したいと思いました。前から決まっていた舞台の稽古・本番の期間と撮影が被っているので難しいかもしれないとも言われましたが、調整していただき参加できることになって本当に嬉しかったです。

Q:原作を読んだ感想を。
40歳を過ぎてもう一度、自分の人生を生き直そうとする主人公の忍に強く共感しました。彼女を無自覚に傷つけ続けるモラハラ夫の洋平には、言うことなすこといちいちイラっとさせられました。

Q:ご自身の役を演じるにあたっての思い、意気込みを。
僕の演じる洋平という旦那さんも最初から嫌味な人である訳はなく、一緒になった頃の忍にとってはそこそこ魅力的で優しい人だったのだと思います。忍が洋平に惹かれた理由が「ビリー・ジョエルの『ハートにファイヤー』をカラオケでカッコよく歌ったから」と言うシーンがあるのですが、『ハートにファイヤー』という曲はアメリカ近現代の歴史用語をラップのように歌う日本人にはめちゃくちゃ難しい楽曲で、これを人前で歌いこなすには相当の練習が必要だったはずです。単なる「悪役」「敵役」ではなく、そういう真面目でひたむきな愛らしい一面もある(あった)ことを頭の片隅に想像しながら演じてみたいと思います。

Q:視聴者のみなさんへメッセージを。
現時点では前半の台本しかいただいてないので、この先どうなるのか、後半の展開が僕自身もとても楽しみです。皆さまも一緒に楽しんでくれることを願うばかりです。

■池内博之(岡野克巳役)
Q:「シジュウカラ」テレビドラマ化のオファーを受けた時の感想を。
どんどん作品のストーリーにのめり込み今後の展開が非常に気になりました。

Q:原作を読んだ感想を。
仕事と家庭の両立だったりタブーとされる不倫だったりがテーマになってきますが、同世代の方々から共感できるようなどこか切なくて、力のある作品を作れたらと思います。

Q:視聴者のみなさんへメッセージを。
僕が演じる岡野は忍が久々に出会う元彼です。彼女が改めて漫画と向き合うきっかけを作る大事な役でもあります。そしてそこから、彼女に思いを寄せていくわけで、まさに不倫相手。皆さんがドキドキするようなシーンを沢山作っていければと思います。女性目線で色々と響く所もあるかと思います。今までにない、純愛不倫ドラマができるよう、がんばっていきたいと思います。

「シジュウカラ」
2022年1月 テレビ東京系にて放送開始
毎週金曜深夜0時12分~放送
監督:大九明子 成瀬朋一 上田迅
原作:坂井恵理「シジュウカラ」
脚本:開真理
出演:山口紗弥加 板垣李光人 宮崎吐夢 池内博之

【第1話ストーリー】 「今更あの子に兄弟できたら、困っちゃうじゃん(笑)」「まだできるの?」「…」結婚15年目。夫・洋平(宮崎吐夢)からの夜の営みの誘いを冗談めかして断ると、洋平はため息と共に背を向けて寝始めた。倦怠感、というよりも嫌悪感を覚えてからどれくらいになるだろう…。だがこの“幸福な人生”こそが何者かになりたかった私の最終地点…そのはずだった。アシスタント歴20年を超えて夢を諦めた売れない漫画家・綿貫忍(山口紗弥加)は、たくさんの思いを東京に残し地元に戻って筆を置いた。だが皮肉にもその直後、昔描いた人気薄だった自作が電子書籍でバカ売れする。そして「これが最後」だと、再度本気で漫画と向き合うことに。そんな中出会ったアシスタントは、橘千秋(板垣李光人)という美しい青年だった…。自分を一人の女性として、何より漫画家として敬意を持って接してくれる千秋に、忘れていたときめきを感じ始める忍。ところが“不自然にも”、千秋も忍へ妙なアプローチをかけてくる。そしてそんな千秋と交流する内に、忍の中に積み重なっていたある種の歪みが顕在化してくるのだった…。

© 「シジュウカラ」製作委員会 ©坂井恵理/双葉社