『96時間』シリーズのリーアム・ニーソンが主演を務め、『アルマゲドン』の脚本家ジョナサン・ヘンズリーが監督・脚本を手掛けるレスキュー・エンターテインメント『アイス・ロード』が、11月12日より公開される。このほど、リーアム・ニーソンが本作の見どころや撮影の裏側を語るインタビュー映像がお披露目となった。
爆発事故でカナダの鉱山の地下に閉じ込められた26人の作業員。救出装置を運ぶため、4人のトラックドライバーが集められる。30tの巨大トラック3台が走る最短ルートは、氷の道“アイス・ロード”。スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈む。地下の酸素が尽きるタイムリミットは30時間。4人はドライブテクニックと強いハートで、名誉と報酬を手にするはずだった。ところが、事故には危険な陰謀が隠されていた…。
インタビュー映像で、リーアムは「撮影現場であるカナダに行くとアイスロードがある。湖の表面が凍って150センチから2メートルの氷の層ができる。その氷の上をトラックや車が走ることができ、そこが何十キロにも及ぶ氷の幹線道路になるんだよ。この氷の上でアクションが繰り広げられる」と本作の舞台である“アイス・ロード”について説明。「劇中では春が近づいていて氷が溶け始めているんだ。氷は2メートルの厚みはなく1メートルあるかないかという状態になっている。つまりとても危険だ。4人でダイヤモンド鉱山にトラックを走らせて、鉱山の爆発で閉じ込められた人を救出する。救出作業に必要な装置は飛行機で届けることができない。だが急速に溶け始めてるアイス・ロードを使えば装置を届けられる。それがドラマを生み、見どころになっている」とスリリングな展開をアピールする。
また、実際に極寒の氷上で挑んだ身体を張った撮影にも言及。「弟を演じるマーカス・トーマスと二人で氷の割れ目から水の中に落ちてしまうシーンがある。トラックが1台氷の下に沈む。だから冷たい水の中に入ったんだ。ドライスーツは着てる。僕とマーカスは二人で水の中に潜って10~12秒息をとめて水面に上がったんだ。水中に潜っている間どうしてもタイタニック号の犠牲者を思わずにはいられなかった。違うことを考えればいいのに頭から離れなかった」と撮影の過酷さを明かす。「冷たい水に落ちたらどうする?専門家が言うには60秒で息を整えなければ死んでしまう。撮影所で毎日専門家に注意されていた。もし落ちたら60秒以内に息を整えろとね。最初聞いた時はどうしようと不安になった。僕はただの俳優だ。こんなふうに死ぬなんてイヤだ。とにかく本当におそろしく寒かったよ」と思いがけず弱気な発言を漏らすリーアムだったが、「本物の氷の固まりが浮いていた。キャンディでできた氷じゃないよ。おかげで迫力が増しリアルな映像になった。観客もスリルやハラハラを味わってくれると思うよ」と繋げてしっかり作品をPRした。
『アイス・ロード』
11月12日(金)より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
監督・脚本:ジョナサン・ヘンズリー
出演:リーアム・ニーソン ローレンス・フィッシュバーン マーカス・トーマス アンバー・ミッドサンダー ベンジャミン・ウォーカー
配給:ギャガ
【ストーリー】 爆発事故でカナダの鉱山の地下に閉じ込められた26人の作業員。救出装置を運ぶため、4人のトラックドライバーが集められる。30tの巨大トラック3台が走る最短ルートは、氷の道“アイス・ロード”。スピードが速すぎれば衝撃で、遅すぎれば重量で、氷が割れて水に沈む。地下の酸素が尽きるタイムリミットは30時間。4人はドライブテクニックと強いハートで、名誉と報酬を手にするはずだった。ところが、事故には危険な陰謀が隠されていた…。
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