佐藤健「少しでも成長した姿をお見せしたいなと。気合入ってました」、阿部寛「立派になられた」11年ぶりの共演に歓喜!

「どんでん返しの帝王」の異名をとり、今年、作家生活10周年を迎える中山七里の傑作小説「護られなかった者たちへ」を、瀬々敬久監督が佐藤健主演、阿部寛共演で映画化する『護られなかった者たちへ』が、10月1日に公開初日を迎えた。同日、新宿ピカデリーにて行われた初日舞台挨拶に、佐藤健、阿部寛、清原果耶、瀬々敬久監督が登壇した。

11年ぶりに阿部と共演した佐藤は、改めて今回の共演について「大変光栄です。少しでも成長した姿を阿部さんにお見せしたいなという気持ちもあって、気合入ってました」とコメント。対して阿部は、「充分成長していて。立派になられた。素晴らしい俳優になられたと思ってます」と佐藤を絶賛した。

本日から緊急事態宣言が解除されたということで、「コロナが落ち着いたら何がしたい?」という質問が。佐藤は「今やってる作品も共演者とご飯に行ったりできないんですよ。それは結構しんどくて。本作でもご飯に行ったりできなかったので、まずは『護られなかった者たちへ』の皆さんと食事に行きたい」と話した。

佐藤の話に同意した阿部は「撮影しているとき、僕はテイクアウトで7回ぐらい焼き鳥を食べていたんですけど、佐藤さんは何を食べているんだろうな?っていつも心配していた」ことを告白。これに佐藤は「僕も、ウーバーイーツを頼める時は、なんとか生き延びられました。頼めない時は、ひもじい思いを…」と、撮影時の食事の思い出を語っていた。

『護られなかった者たちへ』
10月1日(金) 全国公開
監督・脚本:瀬々敬久
原作:中山七里「護られなかった者たちへ」
脚本:林民夫
音楽:村松崇継
主題歌:桑田佳祐「月光の聖者達(ミスター・ムーンライト)」
出演:佐藤健 阿部寛 清原果耶 林遣都 永山瑛太 緒形直人 岩松了 波岡一喜 奥貫薫 井之脇海 宇野祥平 黒田大輔 西田尚美 千原せいじ 原日出子 鶴見辰吾 三宅裕司 吉岡秀隆 倍賞美津子
配給:松竹

【ストーリー】 全身を縛られたまま“餓死”させられるという不可解な連続殺人事件が発生。捜査線上に浮かび上がったのは、過去に起こした事件で服役し、出所したばかりの利根(佐藤健)という男。刑事の笘篠(阿部寛)は利根を追い詰めていくが、決定的な確証がつかめないまま、第3の事件が起きようとしていた。なぜ、このような無残な殺し方をしたのか?利根の過去に何があったのか?さまざまな想いが交錯する中、やがて事件の裏に隠された、切なくも衝撃の真実が明らかになっていく…。

©2021映画「護られなかった者たちへ」製作委員会