名実ともに日本を代表する作家・宮部みゆきが、構想に15年、執筆に9年もの歳月を経て完成させた超⼤作であり、ミステリーの⾦字塔と謳われる「ソロモンの偽証」を、WOWOW開局30周年記念として、上⽩⽯萌歌主演で完全ドラマ化する「連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』」が、10月3日よりWOWOWプライム・オンデマンドにて放送・配信される。このほど、9月13日にLUMINE 0 ホールにて完成報告会が実施され、キャストの上白石萌歌、宮沢氷魚、山本舞香が登壇した。
2012年にWOWOWで放送された「連続ドラマW 東野圭吾『分身』」で女優デビューを果たし、9年の歳月を経て再びWOWOWドラマに参加した上白石は、「小学生のときに初めてお芝居をさせていただいたのが、WOWOWの作品。9年経って、またWOWOWの作品に戻って来られて、原点に帰ってこられたような、懐かしさと背筋の伸びる思いなどが入り混じっていました」とコメント。連続ドラマ初主演についての感想を聞かれると、「とても大作で、台本を開いたときに自分の名前が最初にあるのが不思議な気持ちでした」と、撮影前の不安と期待が入り交じった正直な思いを明かした。
26歳の時に本作を撮影したという高校生役の宮沢は、「まさか、また高校生を演じることがあるとは思っていなかった」と笑顔。「学生時代のフレッシュな感じを思い出しながら」今回の役に向き合っていったという。
真冬に撮影されたという冒頭のシーンでは、雪の上に生足で膝をついていたという上白石。「スカートの下はタイツもはいてなかったので、軽いやけどみたいになって。しばらく赤くなっていた」とし、現場で心配してくれた山本から、私物のレッグウォーマーをもらったそうで、「本当に労ってくれて…」と山本や周りのスタッフの優しさに感謝していた。
「連続ドラマW 宮部みゆき『ソロモンの偽証』」
10月3日(日)より、WOWOWプライム・オンデマンドにて放送・配信開始(全8話) ※第1話無料放送
毎週日曜夜10時00分~放送・配信
監督:権野元
原作:宮部みゆき「ソロモンの偽証」
脚本:篠﨑絵⾥⼦
音楽:⽻岡佳
出演:上⽩⽯萌歌 宮沢氷魚 山本舞香 浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.) 野村裕基 坂東龍汰 モトーラ世理奈 富田望生 坂井真紀 ⻄田尚美 篠原ゆき子 橋本じゅん 田中哲司 髙嶋政宏 小林薫 勝部演之 中村ゆり おかやまはじめ 趙珉和 冨樫真 小林涼子 酒向芳 田中隆三 片岡礼子 碓井将大 佐藤玲 大鷹明良 三輪明日美 鈴木康介 緒形敦 渕野右登 村田寛奈
【ストーリー】 クリスマスの朝、雪の積もった校庭で藤野涼子(上白石萌歌)はクラスメイト・柏木卓也(野村裕基)の死体を発見する。警察や高校が自殺と断定する中、涼子のもとに“同級生・大出俊次(坂東龍汰)らによる殺人“を告発する匿名の手紙が届く。自殺か他殺か、転落死をめぐって騒ぎ出すマスコミやSNS。校⻑の津崎正男は事態の収束をはかるも、更なる事故が起きてしまう。次々に起こる不可解な出来事。大人たちの対応に納得できない涼子は謎の他校生・神原和彦(宮沢氷魚)とともに立ち上がる。「裁判をしませんか。わたしたちで」前代未聞の学校内裁判が始まる。