伊藤沙莉「リリーさんに、物語に、どんどん引き込まれた」、佐藤二朗「齊藤工は今後も作品を創り続けるであろう」著名人絶賛!『その日、カレーライスができるまで』

リリー・フランキーが初の一人芝居で主演し、清水康彦が監督、齊藤工がプロデュースを務める映画『その日、カレーライスができるまで』が9月3日に公開される。このほど、佐藤二朗、伊藤沙莉、白石和彌監督らから本作を絶賛するコメントが寄せられた。

「今年も妻の誕生日にカレーを作っています。三日後が、誕生日です」「ただ、色々あって今年はひとりです」外はどしゃぶりの雨。男がカレーを仕込む。愛聴するラジオ番組から聴こえるリスナーの「マル秘テクニック」募集に、男はコンロでぐつぐつと音をたてる“三日目のカレー”についてのメールを綴り始める…。日本の一家団欒の象徴ともいえる家庭の味=カレーライスと、電波を通じて誰かと誰かをつないでくれるラジオが、ひとりの人生、ひとつの家族にもたらすものとは?

▼著名人 絶賛コメント

■白石和彌(映画監督)
昨年の緊急事態宣言中に、ふと気になってリリーさんにどうしてますか?ってメールを送った。料理ばっかりしてるよ、とリリーさん。そんなリリーさんを覗き見しているようでした。クスッと可笑しくて、ちょっと悲しくて、とても愛おしくて。ずっと見ていたくなる映画です。僕もカレー作ろう。

■佐藤二朗(俳優/映画監督)
煤けたオッサンの味わいをリリー・フランキー以上に出せるのは、もはや煤けた炭くらいであろう。そして齊藤工は、今後も作品を創り続けるであろう。てか創り続けれ。

■伊藤沙莉(女優)
カレーの完成が近付くにつれてリリーさんに、物語に、どんどん引き込まれていきました。近いのに遠い。遠いけど近い。冷たくて温かくて、胸が締め付けられました。あのカレー、絶対に最高に美味しいです。

■もっちゃん(YouTuber)
52分、不思議な緊張感に心を委ねて、漂うような時間だった。健一の表情をじっと観る。声をじっと聞く。感情にじっと寄り添う。今、誰かとカレーが食べたい。

■しんのすけ(映画感想TikTokクリエイター)
人はこれを些細な出来事と呼ぶか、小さな奇跡と呼ぶか。今の日本は刺激が溢れ過ぎている。この映画は、ただリリー・フランキーさん演じる中年の男がカレーを作るだけ。たったそれだけで、涙が溢れる映画であり、血の通った人生が見えてくるのだ。

『その日、カレーライスができるまで』
9月3日(金)より、全国順次公開 ※併映作品あり
監督・脚本・編集:清水康彦
原案・脚本:金沢知樹
脚本:いちかわニャー
企画・プロデュース:齊藤工
主題歌:安部勇磨「テレビジョン」
出演:リリー・フランキー
声の出演:中村羽叶 吉田照美 岡田ロビン翔子 黄栄珠 福田信昭 神野三鈴
配給:イオンエンターテイメント

【ストーリー】 どしゃぶりの雨のある日、とあるアパートの一室。くたびれた男が台所に立つ。毎年恒例、三日後の妻の誕生日に食べる特製カレーを仕込んでいるのだ。愛聴するラジオ番組ではリスナーの「マル秘テクニック」のメール投稿を募集している。すると男はガラケーを手に取り、コンロでぐつぐつと音をたてる特別な手料理についてメールで綴り始める。その横では、幼くして亡くなった息子の笑顔の写真が父の様子を見守っている…。「今年も妻の誕生日にカレーを作っています」「ただ、色々あって今年は一人です」…ある夫婦を繋ぐラジオ番組とカレー。絆で結ばれたふたりだけに訪れる、特別な奇跡の物語。

© 2021『その日、カレーライスができるまで』製作委員会