黒木華「夫はどんな顔をするのだろう?」妻が夫の不倫を漫画化!『先生、私の隣に座っていただけませんか?』15秒予告編3種

新進気鋭の映画作家・堀江貴大が監督・脚本、黒木華と柄本佑がダブル主演する、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018で準グランプリに輝いた映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』が、9月10日より公開される。このほど、本作の15秒予告編3種「創作か?復讐か?」編、「夫婦の数だけ事件」編、「絶賛コメント」編がお披露目となった。


▲「創作か?復讐か?」編

本作は、漫画家の佐和子がある日突然、「不倫」を題材に新作漫画を描くと言い出すところから動き出す。そこにはそっくりそのまま自分たち夫婦が描かれ、佐和子の担当編集者と不倫をしていた夫の俊夫は、佐和子にバレたかもしれないと精神的に追い詰められていく。さらに漫画は、佐和子と自動車教習所の先生との淡い恋へと急展開。俊夫は恐怖と嫉妬に震えながら漫画を読み進めていくが…。

「創作か?復讐か?」編では、佐和子(黒木華)の次の新作漫画のテーマが「不倫」に決まったところから始まる。漫画を盗み見して「バレてる、不倫漫画!」と電話し、動揺する俊夫(柄本佑)の焦りは映像が進むと共に加速していき、漫画を読みながら大粒の汗がたらりと原稿に落ちるカットが印象的。創作か?復讐か?の言葉と共にきこえてくる「さて、夫はどんな顔をするのだろう?」という、佐和子のひと言は、観ている側の背筋をヒヤッとさせる。映像とともに、eillによる主題歌「プラスティック・ラブ」が流れる。


▲「夫婦の数だけ事件」編

「夫婦の数だけ事件」編は、佐和子が夫である俊夫に平手打ちするところから始まるが、その佐和子の表情は笑っているようにも、冷静に怒っているようにも見える。続いて漫画と現実が入り混じる様子、その漫画を読んで「うそ~ん」と動揺する俊夫、「これ本当だったらすごいですね」と興味深そうに漫画を見つめる、俊夫の不倫相手であり佐和子の担当編集・千佳(奈緒)が登場。最後には、若かりし頃の佐和子も映し出され、その笑顔は何を意味するのか。そして「漫画だよ、漫画!」と自分に言い聞かせる俊夫の姿は何度見ても情けなくも可愛らしい。


▲「絶賛コメント」編

「絶賛コメント」編は、「気持ちよくダマされた!」「タイトルが罠だ!」「ゴーン・ガールのような怖さ」(Fan‘s Voice試写会感想より)と先行して行われた試写会での感想が表示され、本作を観終わった後の衝撃と興奮が伝わってくる。ラストシーンでは、漫画で描かれた佐和子と教習所の先生・新谷(金子大地)のキスシーンの画から「続き読みたい?」という佐和子のセリフに、思わず「え?」と情けない声を出す俊夫だが、その先の展開が気にならずにはいられない。そしてそんな俊夫のコミカルで憎めない、愛すべき一面こそ、「爽快!快活!健康的!?不倫ムービー」と思わせてくれる理由でもあるだろう。

『先生、私の隣に座っていただけませんか?』
9月10日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:堀江貴大
劇中漫画:アラタアキ 鳥飼茜
主題歌:eill「プラスティック・ラブ」
出演:黒木華 柄本佑 金子大地 奈緒 風吹ジュン
配給:ハピネットファントム・スタジオ

【ストーリー】 漫画家・佐和子(黒木華)の新作漫画のテーマは…「不倫」。そこには、自分たちとよく似た夫婦の姿が描かれ、佐和子の担当編集者・千佳(奈緒)と不倫をしていた俊夫(柄本佑)は、「もしかしたらバレたかもしれない!」と精神的に追い詰められていく。さらに物語は、佐和子と自動車教習所の若い先生との淡い恋へ急展開。この漫画は、完全な創作?ただの妄想?それとも俊夫の不貞に対する、佐和子流の復讐なのか!?恐怖と嫉妬に震える俊夫は、やがて現実と漫画の境界が曖昧になっていく…。

©2021『先生、私の隣に座っていただけませんか?』製作委員会