【全文掲載】金子大地、黒木華と2人きりの車中で「ほぐしてくれて…」 奈緒、“不倫夫”柄本佑は「珍味すぎる」

新進気鋭の映画作家・堀江貴大が監督・脚本、黒木華と柄本佑がダブル主演する、TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2018で準グランプリに輝いた映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』が、9月10日より公開される。このほど、8月25日にスペースFS汐留にて完成報告会が行われ、キャストの黒木華、柄本佑、金子大地、奈緒、堀江貴大監督が登壇した。ここでは、本イベントの模様を全文掲載でお届けする。

MC:まずお集まりの皆様に一言ずつご挨拶をいただきたいと思います。本作の監督でいらっしゃいます堀江貴大監督です。

堀江:監督をしました堀江と申します。ちょうど去年の1年前は撮影をしてました。今日こうやってキャストの皆さんと一緒に、完成の報告ができることを嬉しく思います。今日はよろしくお願いします。

MC:そして、漫画家の早川佐和子役を演じられました、黒木華さんです。

黒木:佐和子を演じました黒木華です。やっと皆さんに発表できることがすごく嬉しく思います。今日はよろしくお願い致します。

MC:佐和子の夫、早川俊夫役を演じられました柄本佑さんです。

柄本:柄本佑です、よろしくお願いします。ちょうど去年の今頃に撮影をしていて、本当に丸々一年たったということで、公開日が決まった時は、まだ先だなーと思ってたんですけど、一年も経ったんだっていう短さも感じてますが、今日はどうぞよろしくお願い致します。

MC:自動車教習所の先生、新谷歩役演じられました金子大地さんです。

金子:金子大地です。今日はお越しいただきありがとうございます。こうやってみんなで集まれて嬉しいです。今日はよろしくお願いします。

MC:そして、佐和子の担当編集者、桜田千佳役を演じられました奈緒さんです。

奈緒:千佳役を演じました奈緒です。まず映画が公開されるということがすごく嬉しいですし、俳優部がすごく少ない映画だったので、今日も9割ここに立てていて、風吹ジュンさんが居ないのがちょっと寂しいんですけど、みんなとまたこうやって会えたことが凄く嬉しいです。今日は最後までどうぞよろしくお願いします。

MC:よろしくお願い致します。まず監督、漫画家の妻が夫の不倫を漫画として描くという設定がまず面白くて、このテーマで描こうと思ったのはどんな理由からですか?

堀江:この脚本を書いていたのが2018年の春ぐらいだったんですけど、ちょうど自分が結婚したばかりだったっていうのもあって、夫婦ものを書いてみたいなというふうに身近なところから発想していって、安定した夫婦じゃなくて、この夫婦がもし何か壊れる瞬間があるとしたら何だろうっていうところで、不倫というテーマが出てきて、不倫に対して復讐をしていくっていう話ができていきました。ただ、不倫を真正面からストレートに描く話だと、僕が描きたいものとはちょっと違うなっていうふうになったときに、自分ごととして不倫をされたり、自分が不倫をしたらどうなるんだろうと考えて。僕は監督なので不倫を題材にした映画を作って復讐していくっていう回りくどい復讐を思いついて、こういう物語になってきました。

MC:黒木さんは脚本をお読みになってどんな風にこの物語をお感じになりましたか?

黒木:まず読んだ時に単純にストーリーが面白くて、登場人物が全員魅力的ですし、佐和子さんと俊夫さんの関係性というものがすごく気になっていて、ゾックとしながら読みましたね。あと、漫画と現実の行き来をどういうふうに映像でやっていくんだろうっていうのが気になった覚えがあります。

MC:あの漫画と現実の行き来、ハイブリッドという意味では黒木さんも作品の中で、現実で佐和子が俊夫に向ける表情と、漫画の中で先生に向ける表情が違うなと思ったんですけど、そのあたりはどんなふうに考えられて演じていたんですか?

黒木:監督とお話しをしまして、先生といるときは俊夫さんといる時よりちょっと感情が出やすくなるというか、そういう相談をさせて頂いた記憶があります。