「君との過去は愛してる」幽霊として夫と再会するも、彼には新しい妻が!?『ブライズ・スピリット』予告編&ポスタービジュアル

「ダウントン・アビー」でおなじみのダン・スティーヴンスとスタッフ、そしてオスカー女優ジュディ・デンチが、ノエル・カワードによる1941年初演の名作戯曲「陽気な幽霊」を現代にフィットする物語として蘇らせた映画『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』が、9月10日より公開される。このほど、本作の予告編とポスタービジュアルがお披露目となり、併せて、ジュディ・デンチよりコメントが寄せられた。

あの世から帰ってきた妻が夫とやり直したいと願うおかしさと切なさが交ざった本作。ベストセラー小説家である最愛の夫との再会を喜ぶ妻エルヴィラ。ところが、夫にはいつの間にか新しい妻がいた…!?実は彼女は7年前に事故死した最初の妻で、霊媒師によってこの世に戻ってきたのだが…。

予告編は、1937年の英国で、犯罪小説のベストセラー作家として名を馳せるチャールズ(ダン・スティーヴンス)が、初の映画脚本執筆を前にして重度のスランプに陥るシーンから始まる。チャールズは霊媒師のマダム・アルカティ(ジュディ・デンチ)に頼んで、7年前に事故死した最初の妻エルヴィラ(レスリー・マン)を呼び戻す。エルヴィラはふたたび訪れた夫との日常を喜ぶのも束の間、自分が幽霊で、チャールズには新しい妻ルース(アイラ・フィッシャー)がいることを知る。さらに、夫が自分を呼び戻した理由が、自分への未練ではなく、実は彼の小説は全て、エルヴィラが生み出したアイデアを書き留めただけのもので、彼女の力なしでは脚本が書けないことを思い知ったからであることが分かり、ショックを受ける。それでもチャールズに頼まれるままに“共同”制作するうちに楽しかった日々を思い出すエルヴィラに対して、夫とともにハリウッドに行くために彼女を利用しようとするルースのたくらみなど、チャールズと、亡き妻と現在の妻との奇妙な関係が繰り広げられていく。しかし、ルースを大事に思うチャールズはエルヴィラとやり直すつもりはなかった…。コミカルでありながら、チャールズとエルヴィラの日々の終わりも予感させる映像になっている。

■ジュディ・デンチ(マダム・アルカティ役) コメント
この映画を観るのは、今が完璧な時期だと思うわ。観客の皆さんが素敵な時間を過ごして、少しの間、笑って夢中になれることを願っている。それが、皆が映画に望むことよね。映画は短い間だけれど、誰かの何かを一時的に止めることができるから、観客の皆さんは心配事を忘れることができる。それが、私が望んでいることよ。

『ブライズ・スピリット~夫をシェアしたくはありません!』
9月10日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
監督:エドワード・ホール
原案:ノエル・カワード
出演:ダン・スティーヴンス レスリー・マン アイラ・フィッシャー ジュディ・デンチ
配給:ショウゲート

【ストーリー】 ベストセラー作家として名を馳せるチャールズ(ダン・スティーヴンス)は、スランプから抜け出すために、霊媒師マダム・アルカティ(ジュディ・デンチ)に頼んで、事故死した最初の妻エルヴィラ(レスリー・マン)を呼び戻す。実は彼の小説は全て、生前エルヴィラが生み出したアイデアを書き留めただけのものだった。チャールズは、ハリウッド進出のチャンスをかけた初脚本も、彼女の力なしではムリだと思い知ったので、蘇らせたのだ。夫との再会を喜んだのも束の間、エルヴィラは自分が幽霊で、チャールズには新しい妻ルース(アイラ・フィッシャー)がいると知ってショックを受ける。それでもチャールズに頼まれるままに“共同”制作するうちに、楽しかった日々がよみがえる。やがてエルヴィラは、このまま脚本が完成しなければいいと願うのだが、この世にいられる期限は刻一刻と迫っていた…。

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