これまでに『嘘を愛する女』、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』等、多くの良質な作品を世に生み出してきた映像クリエイター支援プログラム「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM」の2016年準グランプリ受賞企画『ファインディング・ダディ』を映像化した、ムロツヨシの映画初主演作『マイ・ダディ』が、9月23日より公開される。このほど、寺岡呼人、奥田民生、斉藤和義、トータス松本らによるバンド、カーリングシトーンズが主題歌を担当することが発表された。
小さな教会の牧師・御堂一男は、中学生になる一人娘のひかりとふたり暮らし。一男は、優しくて、面白くて、お人好しで、誠実な人。8年前に最愛の妻を亡くしてから、穏やかな日々を送っていた。“牧師”というみんなから慕われる仕事もあって(儲からないけど…)、自分を頼りにしてくれる職場もあるし(バイトだけど…)、そして何より、可愛い娘が素直な子に育ってくれている(今はちょっぴり難しい年頃だけど…)。だから一男は、幸せだった。娘が病に侵されるまでは…。
主題歌を書き下ろし、歌唱する「カーリングシトーンズ」は、寺岡シトーン(寺岡呼人)、奥田シトーン(奥田民生)、斉藤シトーン(斉藤和義)、浜崎シトーン(浜崎貴司)、キングシトーン(YO-KING)、トータスシトーン(トータス松本)からなる、2018年7月に寺岡のソロ活動25周年を記念して結成されたロックバンド。全員で楽曲を制作し歌唱するスタイルを貫きながら、楽器パートが入れ替わる変幻自在なライブパフォーマンスなど個性豊かでバリエーションに富んだ楽曲を発表し人気を博している。レコード会社も所属事務所も異なる日本のトップアーティストたちが集結したまさにドリームバンドと言える「カーリングシトーンズ」が映画の主題歌を務めるのは本作が初となる。本作の主題歌に起用した理由について、プロデューサーは「同じ父親でもあり、一男よりちょっとだけ人生の先輩から、娘のためにがんばる一男にエールを贈ってくれる音楽が、映画の最後に流れるといいなあと思っていました。カーリングシトーンズの兄貴たちは、人生の甘いも酸っぱいも僕たちよりたくさん知っている頼れる先輩です。そんな兄貴たちに彼らの音楽で肩を叩いてもらえたら、気持ちよく劇場を出て『またがんばろう』っていう力が湧いてくるだろうなあと思って、お願いしました」と経緯を明かす。
併せて、本作の小説版が8月11日より発売されることが発表された。映画とは一味違った物語を公開の前に読むことができる。
▼スタッフ&キャスト コメント
■寺岡シトーン(カーリングシトーンズ/主題歌)
仮編集も観たし、ラッシュも観て、内容は分かってる筈なのに、ムロさんと一緒に観た試写会では声を出して泣いてしまいました。こんな素晴らしい映画に参加させてもらって光栄です。
■ムロツヨシ(御堂一男役)
歌詞がまっすぐで、世界観にぴったりハマっていて素晴らしい。嬉しいです!
■金井純一(監督)
僕が青春に通った人がみんないる。これ現実なの?夢みたいだな。って思いました。デモが来たときもドキドキが抑えきれなかったです。
『マイ・ダディ』
9月23日(木) 全国ロードショー
監督・脚本:金井純一
脚本:及川真実
主題歌:カーリングシトーンズ
出演:ムロツヨシ 中田乃愛 奈緒 毎熊克哉 臼田あさ美 徳井健太(平成ノブシコブシ) 永野宗典 光石研
配給:イオンエンターテイメント
【ストーリー】 小さな教会の牧師・御堂一男(ムロツヨシ)は、中学生になる一人娘のひかり(中田乃愛)とふたり暮らし。一男は、優しくて、面白くて、お人好しで、誠実な人。8年前に最愛の妻を亡くしてから、“苦労がない”と言ったら嘘になるし、“すごく裕福”とも言えないけれど、娘とふたりで穏やかな日々を送っている。“牧師”というみんなから慕われる仕事もあって(儲からないけど…)、自分を頼りにしてくれる職場もあるし(バイトだけど…)、そして何より、可愛い娘が素直な子に育ってくれている(今はちょっぴり難しい年頃だけど…)。だから一男は、幸せだった。娘が病に侵されるまでは…。
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