19世紀を代表する哲学者、経済学者カール・マルクスの末娘エリノア・マルクスの激動の半生を描いた『ミス・マルクス』が、9月4日より公開されることが決定し、併せて本作の場面写真がお披露目となった。
カール・マルクスの伝説の3姉妹の末娘であり、女性や子供たち、労働者の権利向上のため生涯を捧げ、43歳の若さでこの世を去った女性活動家エリノアの、知られざる激動の半生を初めて映画化した本作。
場面写真には、ポスタービジュアルにも使用された踊るエリノアをはじめ、活動家として自信に満ち溢れたり、孤独な感情をたたえた表情など様々なエリノアの姿が。他にも恋人エドワード・エイヴリングや仲間たちとのショット、父カール・マルクス、少女時代のエリノアやマルクス家一同を切り取ったカットなどが収められる。
『ミス・マルクス』
9月4日(土)より、シアター・イメージフォーラム、新宿シネマカリテほか全国順次公開
監督・脚本:スザンナ・ニッキャレッリ
出演:ロモーラ・ガライ パトリック・ケネディ ジョン・ゴードン・シンクレア フェリシティ・モンタギュー フィリップ・グレーニング
配給:ミモザフィルムズ
【ストーリー】 1883年、イギリス。最愛の父カールを失ったエリノア・マルクスは劇作家、社会主義者のエドワード・エイヴリングと出会い恋に落ちるが、不実なエイヴリングへの献身的な愛は、次第に彼女の心を蝕んでいく。社会主義とフェミニズムを結びつけた草分けの一人として時代を先駆けながら、エイヴリングへの愛と政治的信念の間で引き裂かれていくエリノアの孤独な魂の叫びが、時代を越えて激しいパンクロックの響きに乗せて現代に甦る。
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