1997年に公開されたヴィンチェンゾ・ナタリ監督による密室サスペンス映画を、菅田将暉、杏、岡田将生ら実力派俳優陣でリメイクする『CUBE』が、10月22日より公開される。このほど、本作で制定した毎月18日の＜部屋の日＞第3弾として、柄本時生が、オリジナル版『CUBE』でバラバラに切り刻まれて死亡する“最初の男”役で出演することが発表され、併せて、彼を捉えた場面写真がお披露目となった。

謎の立方体＝CUBEの中に突然閉じ込められた男女6人。エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員…彼らには何の接点もつながりもない。理由もわからないまま、脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。体力と精神力の限界、極度の緊張と恐怖と不安、そして徐々に表れていく人間の本性…終わりが見えない道のりを、それでも“生きる”ためにひたすら進んでいく。果たして彼らは無事に脱出することはできるのか！？

柄本時生は、映画『バイプレイヤーズ 〜もしも100人の名脇役が映画を作ったら〜』をはじめ出演する作品で毎回強烈なインパクトを刻み続ける名俳優。演じる“最初の男”とは、オリジナル『CUBE』に登場する“網目状のワイヤーナイフトラップによってバラバラに切り刻まれて死亡”するという「元祖サイコロステーキ先輩」である。

「サイコロステーキ先輩」とは、漫画・アニメ「⻤滅の刃」で主人公・竈門炭治郎の先輩にあたるキャラクターで、一瞬にしてサイコロステーキ状に斬り刻まれて死亡したキャラクターを指す。鮮やかなやられっぷりが話題となり「サイコロステーキ先輩」という名称が誕生した。また、『バイオハザード』では特殊部隊率いるワン隊⻑がレーザートラップによってバラバラに切り刻まれて死亡、『バイオハザードIII』ではアイザックス博士がレーザートラップによってバラバラに切り刻まれて死亡するなど、「サイコロステーキ」にも脈々と受け継がれている歴史があり、それを辿ると1997年公開ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作『CUBE』に登場した“最初の男”こそ、「元祖サイコロステーキ先輩」にあたるのだ。

本作での“最初の男”は、主人公・後藤裕一（菅田将暉）たちよりも前にCUBEに閉じ込められた模様。突如閉じ込められた謎のCUBEを前に「一体これから自分の身に何が起こるのか」という予測不可能な恐怖からか、場面写真の“最初の男”の表情には緊迫感がにじみ出ている。この男の想像を絶する末路とは…。そして、どのように物語に関わってくるのか…？

■柄本時生（最初の男役） コメント
中学生だったと思うのですが、スゴい作品が出てきたなと衝撃を受けたのを覚えております。現場に入ってセットを見た時、日本でこんなことが出来るのかと感動をしました。出演させて頂きまして有難う御座いました。

『CUBE』
10月22日（金） 全国公開
監督：清水康彦
原作：ヴィンチェンゾ・ナタリ「CUBE」
出演：菅田将暉　杏　岡田将生　田代輝　斎藤工　吉田鋼太郎　山時聡真　柄本時生
配給：松竹

【ストーリー】　目が覚めるとそこは謎の立方体＝CUBEの中だった…。突然閉じ込められた男女6人。エンジニア、団体職員、フリーター、中学生、整備士、会社役員。彼らには何の接点もつながりもない。理由もわからないまま、脱出を試みる彼らを、熱感知式レーザー、ワイヤースライサーや火炎噴射など、殺人的なトラップが次々と襲う。仕掛けられた暗号を解明しなくては、そこから抜け出すことは絶対にできない。体力と精神力の限界、極度の緊張と不安、そして徐々に表れていく人間の本性…。恐怖と不信感の中、終わりが見えない道のりを、それでも“生きる”ためにひたすら進んでいく。果たして彼らは無事に脱出することはできるのか！？

©2021「CUBE」製作委員会