ファン・ジョンミン × リュ・スンボム共演!麻薬刑事VS麻薬密売人の壮絶な攻防を描くクライムアクション『潜入』4月30日公開!

『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』のファン・ジョンミンと『ベルリンファイル』のリュ・スンボムが共演する『潜入』が、4月30日より公開されることが決定した。併せて、予告編、ポスタービジュアル、場面写真がお披露目となった。

本作は、IMF(国際通貨基金)経済危機に襲われる1998年、港湾都市の釜山を舞台に、かつての相棒を麻薬王に殺されたことから麻薬一掃の使命に取りつかれた刑事ト・ジングァンと、混沌極まる社会情勢を利用し更なる成り上がりを目論む麻薬ディーラー、イ・サンドの壮絶な攻防を描いたクライムアクション。

麻薬刑事ジングァンを演じるのは、『国際市場で会いましょう』、『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』ほか、今や韓国映画界を代表する俳優ファン・ジョンミン。そして、麻薬密売人サンドには、『生き残るための3つの取引』、『ベルリンファイル』ほか映画ファンから信頼の厚い個性派俳優リュ・スンボムが扮する。二人はそれぞれ百想芸術大賞(リュ・スンボム)、釜山映画評論家協会賞(ファン・ジョンミン)で主演男優賞を受賞する快挙を成し遂げた。監督は、『GOGO70s』、『ビッグマッチ』のチェ・ホが務める。

予告編では、「この沼の捕食者(ワニ)になる」と宣言するサンド(リュ・スンボム)と、自分が狂ったのは”あの男”のせいだと語る思いつめたジングァン(ファン・ジョンミン)の姿が映し出され、二人の人生が抜き差しならないレベルで交わった時、釜山で血が流れ始める。

ポスタービジュアルには、「悪いやつと、もっと悪いやつ!」の言葉が表す通り、タバコを片手に不敵な表情を浮かべるサンドと、銃口を向けられているにも関わらず薄笑いを浮かべるジングァンの姿が収められる。煮ても焼いても食えない、裏社会でもがく二人の男が行き着く先は…?

■チェ・ホ(監督) コメント
1997年12月、IMFの経済危機は、韓国の大企業を崩壊させると同時に、政治や経済にも大きな影響を与え、新聞には自殺者のニュースが絶えませんでした。そんな中、第2の都市である釜山では麻薬の使用が急増し、売人が数百人単位で増えていったのです。私はこの社会的混乱をフィルムノワール風に描きたいと思いました。国中に溢れる腐敗と、社会に横たわる矛盾を描くためには、エネルギッシュな映画のスタイルが必要だと感じ、70年代の深作欣二監督の映画を参考にしました。縦横無尽なカメラと荒々しい音楽、そして境界線を無視し、全力疾走するキャラクターからは、特に影響を感じられると思います。

『潜入』
4月30日(金)より、シネマート新宿・心斎橋にて公開
監督:チェ・ホ
出演:ファン・ジョンミン リュ・スンボム
配給:ファインフィルムズ

【ストーリー】 1998年、韓国はアジアを襲ったIMFの経済危機に見舞われていた。特に打撃を受けた港湾都市の釜山で、若く企業家肌の麻薬密売人サンド(リュ・スンボム)は、記録的な利益を上げていた。釜山の麻薬刑事ジングァン(ファン・ジョンミン)は、4年前に相棒が悪名高い麻薬王チャン・チョルに殺されたことから、「釜山から麻薬を一掃する」というたった一つの目的のために行動してきた。サンドの弱みを握ったジングァンは、彼を密告者として麻薬組織のトップに潜入させ、一掃しようと考える。だが、狡猾なサンドもまた、ジングァンを利用して競争相手を排除し、麻薬密売の頂点に立つチャンスだと目論んでいた。しかし、中国に逃亡した麻薬王チャン・チョルが再び現れたことで、お互いを利用した賭けの危険性は高まり、街には血が流れ始める…。

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