土屋太鳳「嬉しい気持ちでいっぱい」、福原遥「役が決まったときは大喜び」声優キャスト発表!『アイの歌声を聴かせて』

『サカサマのパテマ』、『イヴの時間』の吉浦康裕監督が、大河内一楼、紀伊カンナ、島村秀一、制作プロダクション・J.C.STAFFという最高のスタッフ陣で贈る長編オリジナルアニメーション映画『アイの歌声を聴かせて』が、今秋に公開される。このほど、声優キャストとして、土屋太鳳、福原遥、工藤阿須加らが出演することが発表され、併せて、特報映像とティザービジュアルがお披露目となった。

本作は、ちょっと変わった不思議な転校生シオンと、ひとりぼっちの真面目少女・サトミの、友情と歌でつながる絆を描いたハートフルストーリー。

声優キャストとして、学力優秀でスポーツ万能な転校生・シオンを、映画、ドラマ、舞台、CMなど幅広く活躍の場を広げ、最近ではNETFLIXドラマ「今際の国のアリス」に出演し、海外のファンからも厚い支持を得ている土屋太鳳が務める。2017年に公開されたカナダとフランスの合作アニメーション映画『フェリシーと夢のトウシューズ』で主人公・フェリシーの声を務め、アニメ声優としても高く評価され、今回、日本のオリジナルアニメーション映画に声優として初めて出演する。確かな演技力と観る者を魅了する声質で、吉浦監督が描き出すオリジナル作品に息吹を与えた。さらに、伸びやかで透明感のある歌声を本作劇中で披露。ついつい一緒に口ずさみたくなる音楽は、日本中を虜にすること間違いなしだろう。シオンが転校してきたクラスのクラスメイト・サトミを演じるのは、福原遥。女優、声優、歌手と精力的に活動する一方、昨年8月自身の誕生日には公式YouTubeチャンネル「福原遥とふくはらはるか」を開設。「モーニングルーティーン」や「トレーニングルーティーン」、「キャンプ」企画など、自然体で等身大の福原が様々な表情を見せ、チャンネル登録者数は現在34万人を超え、幅広いファン層が広がっている。そして、サトミの幼馴染で機械マニア・トウマを、アニメ、実写を含め、声優初挑戦の工藤阿須加が務める。テレビドラマや映画、CMなど着実に俳優としてキャリアを重ね、先日卒業した朝の情報番組「ZIP!」では2018年10月から約2年半、メインパーソナリティーとして水曜日の朝の爽やかに彩っていた。そのほか、興津和幸、小松未可子、日野聡と多数の作品で活躍する人気声優も集結した。

▼キャスト コメント

■土屋太鳳(シオン役)
主人公のシオンは、相手がどうすれば幸せになるのかを気遣う優しさも持っていて、素敵な子だと思います。私自身にとって大切な役になるだろうという予感がありました。だから選んでいただけたときは嬉しい気持ちでいっぱいでした。吉浦監督が「誰でも幸せにしてしまうシオンの健気さを大切にしたい」とおっしゃっていて、「寂しい気持ちのときも、明るくしゃべってほしい」というディレクションを受けたことが印象的でした。私は母から「大切なものを大切にできないと、大切な人も大切にできない」と教わったことがあって、『アイの歌声を聴かせて』はその言葉を思い出させてくれる作品でした。人と人の繋がりや、想いを伝えることの尊さを実感できて、皆さんに力を与えてくれる作品になっています。そういった気持ちが伝わってもらえたら嬉しいです。

Q:劇中楽曲「ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~」へのコメント。
ミュージカル風の曲でリズムが心地良く、シオンの心情も伝わってくる曲なので、彼女の気持ちを込めながら歌いました。どれだけ言葉に感情を乗せられるのかが重要になる曲です。皆さんの背中を押して勇気をあげるような曲ですから、応援する気持ちが伝わるように歌うことを心がけました。

■福原遥(サトミ役)
『アイの歌声を聴かせて』は温かく愛に満ちているところに私は惹かれました。ストーリーが進むにつれて予想外の出来事が次々と起きるので台本のページをめくる手が止まらなくて、あっという間に読み終えてしまいました。「絶対に出るんだ!」という気持ちでオーディションに挑んだので、実際に役が決まったときは大喜びしました。サトミは正義感が強くて真面目でしっかり者で…「どストレート」に生きている女の子です。その強さゆえに一見冷たいように思えてしまうかもしれませんが、本当は優しい子です。人とあまり上手く話せなかったサトミがシオンと出会って、どのように変わっていくのか。アニメーションを楽しんで、彼女たちの生き方から何かを受け取ってもらいたいです。土屋さんがシオンの優しさが胸に染みわたるような歌声を披露されているので、ぜひ注目してほしいです。

■工藤阿須加(トウマ役)
僕はアニメが大好きで、役者の道を目指すときには「いつか声の仕事にもチャレンジしたい」という気持ちがあったので、初めてアニメに携われるということに興奮しました。トウマは機械マニアで、好きなものに対して熱心に取り組める男の子です。その一方で、幼馴染のサトミに昔から好意を寄せているものの、自分の想いをなかなか伝えられないでいます。「THE 真っ直ぐ」で僕が好きな王道の作品の主人公たちに近いキャラクターなので、皆さんも共感できて、応援したくなると思います。『アイの歌声を聴かせて』はシオンに振り回されながら、個性的な高校生たちが幸せになっていくストーリーですが、実は台本を読んだときに泣いてしまったんです。それぐらい引き込まれる内容で、絶対に良い作品にしようという熱意を込めて全力で演じました。その気持ちが皆さんに少しでもお伝えできたら嬉しいです。

『アイの歌声を聴かせて』
今秋 全国公開
監督・原作・脚本:吉浦康裕
共同脚本:大河内一楼
キャラクター原案:紀伊カンナ
総作画監督・キャラクターデザイン:島村秀一
アニメーション制作:J.C.STAFF
音楽:高橋諒(作詞:松井洋平)
歌・声の出演:土屋太鳳
声の出演:福原遥 工藤阿須加 興津和幸 小松未可子 日野聡
配給:松竹

【ストーリー】 ある日、景部市高等学校に転入してきたシオン(声:土屋太鳳)。転校初日にクラスで孤立しているサトミ(声:福原遥)を前に「私がしあわせにしてあげる!」と突然ミュージカルさながらに歌い出した…!学力優秀でバツグンの運動神経と底抜けの明るさでシオンはクラスの人気者になるが、「歌うの禁止!」とサトミがお願いしてもところ構わず歌いだし、思いもよらない行動でサトミやクラス中を大騒動に巻き込んでいく。そして一途にサトミのしあわせを願う彼女の歌声は、孤独だったサトミに変化をもたらし、いつしかクラスメイトたちの心も動かしていく。

©吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会