映画監督・北野武としては“世界のキタノ”と呼ばれる唯一無二の天才・ビートたけしが、自身の原点であり、師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描いた同名楽曲と小説を、劇団ひとり監督が大泉洋と柳楽優弥のダブル主演で映画化する『浅草キッド』が、今冬にNetflixにて全世界同時配信される。このほど、追加キャストとして、門脇麦、土屋伸之(ナイツ)、鈴木保奈美、尾上寛之、風間杜夫が出演することが発表された。
舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、伝説の芸人・深見千三郎に弟子入りしたたけし。当時、独特な指導で、舞台上だけでなく日常生活においても芸人たる心構えを求めた深見は、東八郎、萩本欽一といった大人気芸人を育てあげていた。その深見の元、たけしは芸人としての成功を夢見て“笑い”の修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方…。本作は、厳しさと愛情に溢れる師匠との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春ドラマ。
新たなキャストとして、たけし(柳楽優弥)と共に夢を追いかける浅草フランス座の踊り子・千春役で門脇麦、たけしとツービートを結成することとなるきよし役で映画初出演となるナイツの土屋伸之、そして深見(大泉洋)と共にフランス座を守る麻里役で鈴木保奈美が出演する。そのほか、いち早くテレビに進出し人気を博す深見の弟子・東八郎役に尾上寛之、劇場経営者として深見や麻里と深い親交があるタカラ座社長・田山淳役に風間杜夫が扮する。
▼キャスト コメント
■門脇麦(千春役)
監督の作品への愛情の深さと熱量が常に静かにひしひしと充満し、緊張感と多幸感で爆発しそうな撮影期間でした。国境を超えて多くの方の胸に刺さる作品になるのではないかと、今から楽しみで仕方ありません。
■土屋伸之(きよし役)
自分には場違いな映画撮影の現場でとても不安でしたが、監督はじめ共演者スタッフの皆さんが浅草芸人の事を愛情持って深く理解してくれていたので、まさしく僕たちが体感してきた「人情」を同じ様に感じられる現場でした。すごく幸せでした。そして改めて、映画になる漫才師・ツービートの偉大さを思い知りました。初めてたけしさんにお会いした時に、「舞台で漫才し続ける事がこれからは1番大事になって来るよ」と嬉しい激励のお声をかけて下さいました。その言葉をただひたすら信じてここまでやって来ました。本当に感謝しています。
■鈴木保奈美(麻里役)
劇団ひとり監督の、ビートたけしさんへの愛、尊敬、憧れ。絶対に撮りたいイメージ。口数少なく、しかし決して諦めない監督の思いを実現しようとチームが一致団結して撮影に臨む、あたたかく優しく純粋な現場でした。『浅草キッド』への出演が決まった翌週にテレビ局でビートたけしさんにお目にかかる機会がありました。ご挨拶するのが精一杯でしたが、限りない優しさと少年のようなチャーミングさを感じ、原作の味わいがなお深まりました。
Netflix映画『浅草キッド』
今冬 Netflixにて全世界同時配信
監督・脚本:劇団ひとり
原作:ビートたけし「浅草キッド」
音楽:大間々昂
出演:大泉洋 柳楽優弥 門脇麦 土屋伸之 中島歩 古澤裕介 小牧那凪 大島蓉子 尾上寛之 風間杜夫 鈴木保奈美