大泉洋「会社だってコネで入れてるじゃない! 損得するの当たり前だよ!」30点の低評価にブチギレ!?

累計発行部数50万部突破を誇り映画化されたミステリー小説「罪の声」の著者である塩田武士が、大泉洋を主人公として当て書きし、表紙モデルにも起用したベストセラー小説を、主演に大泉洋、共演に松岡茉優、佐藤浩市を迎え、吉田大八監督が映画化する『騙し絵の牙』が、3月26日より公開される。このほど、3月18日にイイノカンファレンスセンターにて公開直前イベントが実施され、キャストの大泉洋、松岡茉優が登壇した。

本作では公開を記念して、本作の宣伝を手伝ってもらう大泉の一日部下を探す企画を実施中で、この日に大泉が面接官として優秀な部下を採用するための最終オンライン面接が行われた。

面接中には、本作を配給する松竹の人事部が、プロの目線から面接官としての大泉を採点することが明かされると、大泉は「松竹に僕の何が分かるっていうのさ!?」と最初からボヤキが炸裂。「(会社に)入れてくれるならいいけど。でも映画の方に入るのか、歌舞伎の方に入るか、廊下を挟んだだけで恐ろしく違う会社だからねえ。仲が悪いんでしょうね〜(笑)」と勝手に推測して会場を爆笑させた。

大泉をサポートする松岡は「映画と同じく、部下として大泉さんのそばにいられるということで、部下らしさを思い出して大泉さんを支えたい」としっかりとサポート役を演出。「うれしい〜」と喜んだ大泉は、「なんか松岡さんとマイクを持ってると、隣で漫才が繰り広げられそうな感じ。ネタ番組みたいで。ナイナイ(お笑いコンビのナインティナイン)になった気分」と笑顔でコメントした。

面接官となった大泉は、全国から集まった4人の志願者から、巧みなトーク力で本音を引き出し、最終的に大泉のエピソードトークを完コピする藤原さんを採用することに。

最後は、松竹の人事部から面接官としての大泉の評価が発表されることに。人事部の評価は「30点。声を荒げたりするのは面接官としてはNG。ご自身の話が多く、会話の内容からも自分の損得を優先している印象」と散々な言われようで、結論「人事部に採用するなら松岡さん」だと報告されると、松岡は「ヤッター! よろしくお願いいたします!何でもします!」と大喜び。一方、大泉は「返す言葉もない…」と苦笑いしつつ、損得の優先のくだりには納得していない様子で「そういうもんでしょ! 会社だってコネで入れてるじゃないの! 損得するの当たり前だよ!」と最後までボヤき倒していた。

『騙し絵の牙』
3月26日(金) 全国ロードショー
監督・脚本:吉田大八
原作:塩田武士「騙し絵の牙」
脚本:楠野一郎
出演:大泉洋 松岡茉優 宮沢氷魚 池田エライザ 斎藤工 中村倫也 坪倉由幸 和田聰宏 石橋けい 森優作 後藤剛範 中野英樹 赤間麻里子 山本學 佐野史郎 リリー・フランキー 塚本晋也 國村隼 木村佳乃 小林聡美 佐藤浩市
配給:松竹

【ストーリー】 大手出版社「薫風社」に激震が走る。かねてからの出版不況に加えて創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松(佐藤浩市)が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。会社のお荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水(大泉洋)も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる…。が、この一見頼りない男、実は笑顔の裏にとんでもない“牙”を秘めていた。嘘、裏切り、リーク、告発。クセモノ揃いの上層部・作家・同僚たちの陰謀が渦巻く中、新人編集者・高野(松岡茉優)を巻き込んだ速水の生き残りを懸けた“大逆転”の奇策とは!?

©2021「騙し絵の牙」製作委員会