安田顕「大好きな俳優さん達と」、山田裕貴「刺激的で濃密な時間」代行ドライバーとして働く男二人の物語『ハザードランプ』2022年公開!

『誘拐ラプソディー』、『捨てがたき人々』などで注目を浴び、俳優としても活躍を続ける榊英雄監督が、『アリーキャット』の脚本家・清水匡と再びタッグを組み、安田顕主演、山田裕貴共演でオール福井ロケを敢行した映画『ハザードランプ』が、2022年に公開されることが決定した。併せて、場面写真がお披露目となった。

地方都市で代行ドライバーとして働く須貝。ある満月の夜に、新人ドライバー刈谷とタッグを組むことに。「満月の夜には何かが起こる。実際に、女子中学生が誘拐されたのも、満月の夜だった!」。そんな同僚の言葉を背に仕事に向かう二人だったが、様々な酔客の相手をするうちに、思いもよらず過去が交錯していき…。

主人公・須貝を演じるのは、演劇ユニット「TEAM NACS」メンバーで、映画・ドラマ・舞台など数々の話題作に出演する安田顕。そして、その代行ドライバーの相棒として一夜を共にする刈谷役に、大好評のうちに終了したドラマ「ここは今から倫理です。」で主演したほか多数の映画に引っ張りだこの山田裕貴が扮する。『アリーキャット』のコンビ、榊英雄と清水匡がそれぞれ監督、脚本を務める。

▼キャスト&スタッフ コメント

■安田顕(須貝役)
最初はハードボイルド、クールな作品という印象でしたが、結果、様々な人間模様を描いたヒューマンな作品になった気がしております。約3週間の福井ロケ。連日の雨、風、雪。お天道様に試されているような現場でした。各シーン毎、榊監督と話し合いながら撮影に臨みました。山田裕貴君はじめ、大好きな俳優さん達とご一緒できたこと、榊組のスタッフの皆様と共に撮影できたことに感謝申し上げます。完成を心待ちにしております。

■山田裕貴(刈谷役)
声をかけて頂き思ったのはまた安田顕さんとまたお芝居できることに喜び、有無を言わさず「やりたい」と思いました。以前父と息子として、共演させてもらったときに、自分の父親と接しているような、“本物”の感覚をお芝居で味あわせてもらったことがずっと残っていて、このハザードランプの本を読んだときも、生きた人物たちを、熱く、悲しく、儚く、生きることができる想像がすぐ出来たことを覚えています。そして、撮影に入れば、まさにそのとおり。脚本の想像を超えるセッションに、自分の人生より、心が動いているのではないかと、自分の世界を疑いました。それくらい刺激的で、濃密な時間でした。福井県でのオールロケ福井の土地、ぬくもりに感謝しています。ぜひ、お楽しみに。

■榊英雄(監督)
三密回避が常識?になってしまった2021年に福井嶺南にて濃厚な男二人の物語を撮影しました。主な舞台は車内。密です(でも、コロナ対策はもちろんバッチリですよ)。感情息遣い匂いが濃厚に感じる距離です。運転代行で働く男のほぼ夜一日のお話です。『ナイト・オン・ザ・プラネット』、『タクシードライバー』、私が大好きな名作は車内の密で作られました。少々こじつけではありますが、それだけ人間の喜怒哀楽が垣間見ることのできる半径1メートルの劇場です。その劇場の舞台に、登場するのは安田顕さん山田裕貴さん。二人の丁丁発止をお楽しみにして頂けると幸いです。素晴らしいスタッフキャストと福井嶺南地方の皆様に心より感謝申し上げます。

『ハザードランプ』
2022年 全国公開
監督:榊英雄
脚本:清水匡
出演:安田顕 山田裕貴
配給:東映ビデオ

【ストーリー】 とある地方都市。須貝(安田顕)は運転代行ドライバーとしてひっそりと暮らしていた。しかし、満月の夜に、その小さな町で女子中学生の連れ去り事件が発生。犯人が捕まらないまま迎えた次の満月の夜、新人の刈谷(山田裕貴)が入社し須貝とタッグを組むことに。「満月の夜には何かが起こる」。そう嘯く同僚の言葉を背に車に乗り込む二人だったが、一癖も二癖もある乗客たちを相手にするうち、お互いの過去が交錯していき…。初対面の須貝と刈谷、二人の過去にはいったい何があったのか?

©2022「ハザードランプ」製作委員会