スーパー戦隊1作目の初代レッド役・誠直也「子どもにごまかしは効かない。小手先はダメ」小宮璃央、一ノ瀬颯、五色田介人にエールを送る!

『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』、『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ』、『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!』が、豪華3本立てで『スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021』として2月20日より公開される。このほど、2月9日に丸の内TOEI①にて完成報告イベントが行われ、キャストの小宮璃央、壇蜜、一ノ瀬颯、宮原華音、長田成哉、駒木根葵汰、誠直也が登壇した。

『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE』が公開延期を経てようやくお披露目できることに対して、熱田充瑠/キラメイレッド役の小宮は「やっとか!という感じです。ようやく観ていただくことになりうれしいです」、夢を操る悪夢のマエストロ・ミンジョ役の壇蜜は「ミンジョは本当強くてビックリしました。そんなミンジョの隣にはレムードンというキャラクターがいるんですが、いつも一緒にいるのでだんだん好きになってきて…(笑)。敵役ですが、しっかり絆を結んでいるところをぜひ見ていただきたいです」と語った。

『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編』パートに移ると、コウ/リュウソウレッド役の一ノ瀬は「ターニングポイントともいえるテレビシリーズの32話と33話で描かれなかったところを今回描いていただけることが本当に嬉しい」とコメント。さらにナダ役の長田は「ポスターでナダの顔が大きくレイアウトされていてビックリしました。みんなにとってナダの存在が象徴されているようで温かい気持ちになりました」と今回描かれる物語がファンはもちろん、キャストも待望の物語であることを語り、喜びを噛み締めた。マイコ役の宮原は「一度『リュウソウジャー』の現場見学に行ったことがあり、その頃からずっと出演したくて、今回素敵な機会に呼んでいただけて本当に嬉しいです!」と並々ならぬ作品への愛を覗かせ、今回の出演に大興奮だったことを明かした。

『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE』パートでは、五色田介人/ゼンカイザー役の駒木根が「アカレンジャーをはじめ45戦隊のレジェンドヒーローたちが集結している対面に歴代の悪役が集結していて、それはもう圧巻でした!小さい頃からスーパー戦隊を見ていたので、気持ちが高ぶりました!」とコメントし、大迫力のシーンに大満足な様子。初代レッド/アカレンジャーを演じていた誠は、この記念すべき45作品目の「機界戦隊ゼンカイジャー」に「ゼイカンジャー最高だよ!!」と太鼓判。そして「50作品目も杖をつきながらでも参加できたら嬉しいです」とコメントし、誠の一言で会場はより和やかな雰囲気に包まれた。

続いて、小宮、一ノ瀬、駒木根はそれぞれスーパー戦隊シリーズで引き継ぎたい想い、引き継いだときの想いを尋ねられ、各々がスーパー戦隊への熱い想いを吐露。その想いに誠は「みんな熱いね!みなさんの話を聞いているとひとつひとつバトンタッチができていると感じますし、これからますますいい番組をつくっていただきたいと思います。そして彼らはこの作品から発っていくわけですが、その時はもっともっと仕事をがんばりながら大きくなってください」と激励を送った。3人はその意思を受け継ぐかのようにしっかりとした声で返事をし、それぞれの熱い想いが会場中に満たされる中イベントは幕を閉じた。

■キャスト コメント
Q:みなさんが「スーパー戦隊」から受け取ったもの、得られたものとは?
小宮:「憧れ」と「夢」です。シアターGロッソで公演をしているのですが、このご時世でも遠くから子どもたちが見に来てくれることが本当にうれしくて。ペンライトや拍手で応援してくれているのを見ていると、本当に楽しみにしていたことが伝わってきて、マスクをしていても笑顔が見えてきます。そういう子どもたちの姿を見ていると、この1年「憧れ」と「夢」を教えてもらったんだと実感します。

壇蜜:私は敵役から得たことが3つあります。1つ目は、一人じゃできないことをみんなで解決して突き進んでいく団結力の大切さです。2つ目は仲間にも敵にもそれぞれ事情があって、みんな「戦い」がある、その背景を知ることです。「勝った!やったー!勝利だ!」ともろ手を挙げて喜ぶ前に「どうして勝てたんだろう」とか「これからどうなるんだろう」という背景を見る大切さがこれからは必要なのではないかと思います。そして、これが1番大切なんですが、3つ目は変身の最中は絶対に攻撃してはいけないというフェアプレイの大切さです。そのフェアさがなかったら視聴者は入ってこないと思うんです。変身して強くなったその先に惹きこまれてほしいと思います。

一ノ瀬:「挑戦する勇気」です。人は一生失敗が続くと思いますし、同時に、失敗するからこそ得られるものも間違いなくあると思います。小さい頃、「スーパー戦隊」を見て、ヒーローの思い切りのある行動に背中を押してもらった経験があります。失敗を恐れないで行動した結果、どんどん成長していくんだと思います。実際、僕自身も演技経験がなかったところからスタートしましたが、できることを本気でやっていく大切さを作品から学びました。

長田:ナダという役です。ナダは自分と似ていて、キラキラしているみんなをうらやましく思っている、けど自分自身のやってきたことに自信を持ちたいという男なんです。現実社会でもそういうふうに思って過ごされている方にすごく共感してもらったと思います。ただ、ナダは仲間がいるから彼自身が大きなものを乗り越えられたし、今まで手に入らなかったものがみんなのおかげで手に入ったという収穫がありました。あとはどんなときでも諦めない「不屈の精神」ですかね。どういう局面でもその精神があるかないかでどういう人間になれるかが決まってくると思います。そういうメッセージが込められている戦隊シリーズは、塞ぎこみがちな今だからこそ、とても響いて共感していただけるのではないのでしょうか。

宮原:「目標」です。幼い頃空手を習っていて、空手の大会に行く前にスーパー戦隊を見ていました。「ヒーローみたいに勝つんだ!がんばるんだ!強くなるんだ!」と思いながら試合に行っていたので、そういう奮い立たせてくれる作品に出会えたことがすごくうれしいです。本作の中でも戦いの中でキラキラしているみんなに負けないという気持ちで挑んだので、役としても「目標」となっています。

駒木根:「戦うこと」をスーパー戦隊から学びました。生きていると何度か戦わないといけない時があると思います。僕も戦い続けて、やっとヒーロー役としてこの場所に立てていると思いますので、「戦うこと」をヒーローから受け取って、今度はヒーローとして恩返しできるチャンスをいただいたと思っています。自分のやることをきちんとやって、良い連鎖が生まれて、誠さんから始まったスーパー戦隊をもっともっと歴史あるものにしていって、自分もその中の一人になれたら嬉しいです。

誠:みなさんがおっしゃってくださったことが全てだと思います。(以降、アドバイスとして)スーパー戦隊の対象は子どもです。子どもは本当に怖くて、ごまかしが効かないんです。その点をちゃんと踏まえておけば思いっきりやっていいと思います。小手先はダメです。本気でいかないと。がんばってください。

『スーパー戦隊 MOVIE レンジャー2021』
2月20日(土) 全国公開

『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』
出演:小宮璃央 木原瑠生 新條由芽 水石亜飛夢 工藤美桜 庄司浩平 古坂大魔王 壇蜜

『騎士竜戦隊リュウソウジャー 特別編 メモリー・オブ・ソウルメイツ』
出演:一ノ瀬颯 綱啓永 尾碕真花 小原唯和 岸田タツヤ 兵頭功海 宮原華音 長田成哉

『機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!』
出演:浅沼晋太郎 梶裕貴 宮本侑芽 佐藤拓也
声の出演:駒木根葵汰

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