キム・ボラ監督作『はちどり』に続き、10代の少女の視点から家族と友人との関係を描いた女性監督ユン・ダンビのデビュー作で、第24回釜山国際映画祭で4冠を達成した『夏時間』が、2021年2月27日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
本作は、誰もが記憶に残っている夏休みの思い出、その懐かしくも記憶に刻まれる日々を、ひとりの少女の視点から描く、ちょっと痛くて、少し特別なひと夏の物語。
夏休みのある日、10代の少女オクジュは、父親が事業に失敗したため、弟ドンジュと一緒に緑が生い茂る大きな庭のある祖父の家に引っ越した。しかし、そこには母親の姿はなかった。大きな居間とステレオセット、風が通る2階の窓際に置かれたミシン。日本の“昭和”のような懐かしい空気の家。弟は新しい環境にすぐ馴染むが、オクジュはどこか居心地の悪さを感じている。オクジュの逃げ道は、同級生との淡い恋模様。だがそこに離婚寸前の叔母まで住みつき始め、一つ屋根の下に3世代が集まり、オクジュにとって、自分と家族のあり方を初めて意識せざるを得ない、ひと夏の日々が始まった。
『夏時間』
2021年2月27日(土)より、ユーロスペースほか全国順次公開
監督・脚本:ユン・ダンビ
出演:チェ・ジョンウン ヤン・フンジュ パク・スンジュン パク・ヒョニョン キム・サンドン
配給:パンドラ
【ストーリー】 夏休みのある日、10代の少女オクジュ(チェ・ジョンウン)は、父親が事業に失敗したため、弟ドンジュ(パク・スンジュン)と一緒に緑が生い茂る大きな庭のある祖父の家に引っ越した。しかし、そこには母親の姿はなかった。大きな居間とステレオセット、風が通る2階の窓際に置かれたミシン。日本の“昭和”のような懐かしい空気の家。弟は新しい環境にすぐ馴染むが、オクジュはどこか居心地の悪さを感じている。オクジュの逃げ道は、同級生との淡い恋模様。だがそこに離婚寸前の叔母まで住みつき始め、一つ屋根の下に3世代が集まり、オクジュにとって、自分と家族のあり方を初めて意識せざるを得ない、ひと夏の日々が始まった。
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