紺野彩夏 × 久保田紗友『叩き壊すほどに君へ』が新タイトル『藍に響け』となり5月公開に!

新型コロナウイルスの影響で今秋公開が延期となっていた、紺野彩夏と久保田紗友がダブル主演を務める青春部活映画『叩き壊すほどに君へ -WADAIKO†GIRLS-』が、タイトルを一新し、『藍に響け』として2021年5月21日より公開されることが決定した。併せて、追加キャストとして、吹越満、筒井真理子、濱田マリ、須藤理彩、カトウシンスケが出演することが発表された。

本作は、ミッション系のお嬢様女子高を舞台に、人とうまく繋がることの出来ない松沢環と新島マリアが、和太鼓部を通してお互いの心を響かせ合い、共に葛藤し成長していく姿を瑞々しく描いた青春映画。

原作は、月刊アクションで2013年9月号〜2014年9月号に連載された、すたひろの漫画「和太鼓†ガールズ」。同作をベースにしつつ、映画はオリジナルとして作り上げられた。

主演を務めるのは、モデルとして活躍し、「仮面ライダージオウ」にも出演する紺野彩夏と、朝ドラ「べっぴんさん」でお茶の間に印象を強く残し、その後も映画、テレビへの出演が続く久保田紗友。紺野が主演を務めるのは本作が初となる。

■奥秋泰男(監督) コメント
すたひろ氏の原作をベースに出来たこの作品は、コロナ禍での制作過程を経てやっと完成しました。本作の見どころは大きく分けて二つ。まずは魂の叫びとも言える“音”。一切の吹き替えをせず、時間をかけ本物の音を追求したそれは、劇場で触れた瞬間に感じ取っていただけることかと思います。そしてもう一つは二人の主人公の切ないほど不器用で純粋な生き方。この作品の冒頭からエンディングに至るまで、17歳という世界の様々な葛藤や不安、さらに生き様を全力で描く二人の心情を感じ取っていただければ幸いです。今回、作品の完成後に改めて熟考し、これがベストだと思うタイトルが『藍に響け』でした。「藍」は青春の象徴でもある「青」よりも、さらに心情的に掘り下げた二人の主人公に向けられた青春の色。ジャパンブルーとも呼ばれる「藍」は和の潜在的なパワーといじらしいほど純粋な心の融合物として観客の皆さまの心に響くことを願っています。

『藍に響け』
2021年5月21日(金)より、新宿武蔵野館、渋谷シネクイントほか全国順次公開
監督:奥秋泰男
原作:すたひろ「和太鼓†ガールズ」
脚本:加藤綾子
音楽:茂野雅道
出演:紺野彩夏 久保田紗友 吹越満 筒井真理子 濱田マリ 須藤理彩 カトウシンスケ
配給:アンプラグド

【ストーリー】 松沢環(紺野彩夏)はミッション系お嬢様学校へ通い、幼馴染みの佐伯美鈴らとは富裕層らしい日常を過ごしていた。しかし、父の会社が倒産し引っ越すことに。環は友人らにはそのことを言えず、ずっと続けてきたバレエも辞めることとなり、明日が見えないでいた。行き場のない思いを抱える環は、ふと聞こえてきた音の振動に吸い寄せられる。辿り着くとそこで新島マリア(久保田紗友)が和太鼓を叩いていた。初めてその音の豊かな響きを体感する環。マリアは声帯損傷で言葉が話せなかったが、積極的に誰にでも接する明るさをもっていた。マリアにとって和太鼓が言葉そのものだった。それ以来、和太鼓のことが何故か頭から離れない環は、和太鼓プロ集団・雷鼓音のコンサートを見に行く。そこで高校生の江森司が大人に混じって圧巻の演奏を披露する。暗い底に沈んでいた環の心は徐々に動かされていき、和太鼓部の扉を開くのだが…。

©︎すたひろ/双葉社 ©︎2021「藍に響け」製作委員会