竹内涼真「最初はブルガリア!?って思った」、藤原竜也「本当に嫌だった(笑)」ブルガリアでの撮影について振り返る!

「怒り」「悪人」などが映画化された作家の吉田修一によるスパイアクションエンターテイメント小説、通称“鷹野一彦”シリーズ「太陽は動かない」を、藤原竜也主演、竹内涼真共演で羽住英一郎監督が映画化する『太陽は動かない』が、2021年3月5日より公開される。このほど、11月26日にStudio TERRANOVAにて生配信イベントが行われ、藤原竜也と竹内涼真が登壇した。

はじめに、本作の新たな公開日が2021年3月5日に決定したことに、藤原は「やっとですね!万全の状態で見ていただきたいということで約1年延期になったんですが、個人的にこの作品が好きで、『早く見てもらいたい!』って思っていたので切ないと思っていたけれど、満を持して公開が決まって嬉しいです!」と喜びを語り、竹内は「作品を見終わって竜也さんと『面白いね!』って話していました。延期になって寂しい気持ちもあったけど、またエンジンかけていきたいです!」と意気込んだ。

本作の映像を紹介するコーナーでは、藤原は「うちの竹内が!」と促し、竹内がVTR振りをする息ぴったりな場面も。そして、予告映像を見た藤原は「今見ても鮮明に蘇ってくる。この映画は頭からクライマックスで、撮影時も『明日の撮影大変だね~』と話をしていたが、毎日が大変だった(笑)」と語り、続けて「涼真にはずっと『いままでで何番目にキツい?』と聞いていたけど、最終的には二人とも『1番辛いね、頑張ろう』ってなったね」と過酷な撮影を振り返り、竹内とともに笑いあった。

次に、まるでクライマックスのような冒頭約7分間の映像が映し出され、藤原は「鉄道を全部貸切ったり、道路を封鎖したり、でっかいスタジオを貸してくれたりブルガリアじゃなきゃ撮れなかった!」とコメント。竹内が「最初はブルガリア!?って思いました」と明かすと、藤原も「本当に嫌だった(笑)。フライト1時間前までどうにかできないかと思っていた」と告白し、約1ヶ月にも及ぶ超異例づくしのブルガリアでの撮影について語り合った。

ブルガリアでは、藤原演じる鷹野とピョン・ヨハン演じるエージェントのデイビッド・キムがビルの上で対峙するアクションシーンの撮影の前日、藤原、竹内、ピョンとで食事に行ったが、翌日ピョンが「あんないい人の顔蹴れない…」と撮影がストップしてしまったという撮影中のハプニングエピソードも披露され、二人は「おもてなししすぎちゃった」と笑い合った。

本作が初共演となった藤原と竹内。竹内は「事務所の先輩で、最初は色々考えていたけれど、気づいたら一緒に頑張っていた」、藤原は「一人だったら乗り越えられていないんじゃないかな?年齢関係なく、二人だったから出来たと思う。全国各地ずっと一緒にいた!」とお互いに語り、息の合った様子を見せた。

最後に、藤原は「ブルガリアと日本で半年間かけて撮影し、絶対に飽きさせない最高の羽住監督の最新作になっているので是非劇場に足を運んでください!」と作品をアピールし、竹内も「自分たちが自信を持って作ったかっこよくて面白い作品を多くの皆さんに是非見てもらいたい!!」と熱い思いを語り、期待が最高潮に達する中、イベントは終了した。

『太陽は動かない』
2021年3月5日(金) 全国ロードショー
監督:羽住英一郎
原作:吉田修一「太陽は動かない」「森は知っている」
脚本:林民夫
出演:藤原竜也 竹内涼真 ハン・ヒョジュ ピョン・ヨハン 市原隼人 南沙良 日向亘 加藤清史郎 横田栄司 翁華栄 八木アリサ 勝野洋 宮崎美子 鶴見辰吾 佐藤浩市
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原竜也)と相棒の田岡(竹内涼真)。24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「全人類の未来を決める次世代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦が始まる。次から次へと困難が襲い来る極限の状況の中、二人の心臓爆破のリミットは迫っていた。

©吉田修一/幻冬舎 ©2020「太陽は動かない」製作委員会