『世界の果ての通学路』のパスカル・プリッソン監督最新作『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』が、12月25日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。
本作は、ケニアに在住、小学校に通う94歳の“ゴゴ”(カレンジン語で“おばあちゃん”)を壮大な風景とともに追いかけたドキュメンタリー。
予告編では、制服を着たゴゴが、年下のクラスメートたちに交じって小学校の授業を受けたり、ひ孫と自習する姿などがユーモアたっぷりに映し出され、彼女の明るくて頑張り屋な一面を見ることができる。マサイ村への修学旅行など楽しく賑やかな学校生活が垣間見られる一方で、ひ孫に「どうして子供の頃に小学校に行かなかったの?」と聞かれ、「牛の世話があったんだ」と自分が子供の頃は女の子が学校に行ける時代ではなかったと過去を振り返る場面も。「だから今やるのさ」と穏やかに語るゴゴが、密かに、そして強く願っている夢とは?94歳にしてチャレンジし続けるゴゴの、毎日を生きる姿を追った本編に期待が高まる映像になっている。
『GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生』
12月25日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
監督:パスカル・プリッソン
配給:キノフィルムズ
【作品概要】 プリシラ・ステナイは、3人の子供、22人の孫、52人のひ孫に恵まれ、ケニアの小さな村で助産師として暮らしてきた。皆から“ゴゴ”と呼ばれる人気者だ。ある時、彼女は学齢期のひ孫娘たちが学校に通っていないことに気づく。自らが幼少期に勉強を許されなかったこともあり、教育の大切さを痛感していたゴゴは一念発起。周囲を説得し、6人のひ孫娘たちと共に小学校に入学した。年下のクラスメートたちと同じように寄宿舎で寝起きし、制服を着て授業を受ける。同年代の友人とお茶を飲んで一息ついたり、皆におとぎ話を聞かせてやることも。すっかり耳は遠くなり、目の具合も悪いため勉強するのは一苦労…。それでも、助産師として自分が取り上げた教師やクラスメートたちに応援されながら勉強を続け、ついに念願の卒業試験に挑む!
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