「連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~」、「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に続く、ノンフィクション作家・清武英利の著書の映像化第3弾で、伊藤英明が主演を務める「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」が、2021年1月17日よりWOWOWプライムにて放送される。このほど、追加キャストとして、仲村トオル、イッセー尾形、緒形直人、桜井ユキ、中村ゆり、佐野史郎らが出演することが発表され、併せて、ポスタービジュアルがお披露目となった。
バブル経済崩壊後の1996年、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権取り立てを目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構(のちの整理回収機構)」が設立された。中でも悪質債務者への取り立てを任務とする不良債権特別回収部(通称・トッカイ)の奮闘は想像を絶するものであった。本作は、そんなトッカイが6兆7800億円もの不良債権回収に立ち向かい、国民の税金を守るため、不動産王や闇金融、怪物商人らとの長きにわたる苦闘を描いた物語。
新たなキャストとして、狡猾な“京都の怪商”とも言われ、権力者との頭脳戦に勝つことに快感を覚える仁科真喜生役で仲村トオル、金と女に強欲で、関西の花街を買い占めてピーク時には1兆円の融資を受けていた“ナニワの不動産王”の金丸岳雄役でイッセー尾形が出演し、トッカイの面々と闘いを繰り広げていく。そのほか、柴崎(伊藤英明)が憧れる大学の先輩で紀州銀行副頭取の古賀幸秀役に緒形直人、時代の変遷を客観視しながら問いかけるニュース番組のアンカーウーマンの高坂幹恵役に桜井ユキ、重責を担う柴崎をそっと見守りながら明るく支え続ける妻・麻子役に中村ゆり、金融業界を操る大蔵省銀行局長の二階堂頼明役に佐野史郎、金丸の腹心の安藤隆弘役に三浦誠己、いわく付きの悪質債務者との対峙に協力する刑事の武内昇役に松角洋平、預金保険機構にいる弁護士で、財産調査などトッカイチームと連携する西岡淳二役に吉沢悠、仁科のビジネスパートナーであるミステリアスな女性役に太田莉菜、住管機構の常務の周藤涼平役に篠井英介、柴崎の出向元であおば銀行の頭取・袴田敏夫役に渡辺裕之、柴崎に出向を言い渡すあおば銀行の人事部専務役に田中健、内閣官房長官の不破誠三役に団時朗が扮する。
ポスタービジュアルは、柴崎が前を見据えながら先頭を歩き、トッカイチームの精鋭たちそれぞれが後に続く、躍動感ある仕上がりになっている。コピーが訴えかけるように、これから待ち受ける巨悪に挑む“名もなき精鋭たち”の雄姿に期待が高まる。
併せて、特設サイトにて公開された、時代は違えど社会不安に包まれた今だからこそのメッセージを強く訴えかけてくるような特報映像にも注目だ。
特設サイト:https://www.wowow.co.jp/drama/original/tokkai/
「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」
2021年1月17日(日)より、WOWOWプライムにて放送開始(全12話)※第1話無料放送
毎週日曜 夜10時~放送
監督:若松節朗 村谷嘉則 佐藤さやか
原作:清武英利「トッカイ バブルの怪人を追いつめた男たち」
脚本:戸田山雅司
音楽:住友紀人
出演:伊藤英明 中山優馬 広末涼子 矢島健一 萩原聖人 桜井ユキ 中村ゆり 三浦誠己 松角洋平 太田莉菜 吉沢悠 篠井英介 渡辺裕之 田中健 団時朗 佐野史郎 緒形直人 イッセー尾形 仲村トオル 橋爪功
【ストーリー】 1996年、あおば銀行の四ツ橋支店融資部の柴崎朗(伊藤英明)は、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権回収を目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構(住管機構)」への出向を命じられる。そこには、柴崎と同様に銀行からの出向組のほか、経営破綻した住専の元社員たちが集められていた。「不良債権を1円残らず回収する」その至上命題とともに彼らに背負わされた不良債権回収額は、6兆7800億円と想像を絶するものであった。バブル経済が崩壊し、経営破綻した住専の不良債権処理のため、政府は6850億円もの税金を投入し、国民の怒りを買った。その失政のツケを負わされるかのごとく集められたのが、悪質債務者への取り立てを任務とする不良債権特別回収部(通称・トッカイ)の面々であった。回収の最前線に集められた彼らは、バブル経済に踊った怪商、不動産王、暴力団ら悪質債務者と対峙し、国民の税金を守るために命を懸けた熱き闘いを繰り広げることとなる。