竹内涼真、休日でも撮影中の作品について「完全に忘れることはない。オフの過ごし方も考えている」仕事への真摯な姿勢を明かす!

今年の3月から5月に放送された「有村架純の撮休」に続く、突然撮影が休みになった俳優の一日を、気鋭監督・脚本家たちが描く異色ドラマの第2弾「WOWOWオリジナルドラマ 竹内涼真の撮休」が、11月6日より放送される。このほど、10月28日に生配信イベント「完成記念!スペシャル生配信企画〜みんな、妄想膨らませようぜ!〜」が行われ、竹内涼真、内田英治監督、松本花奈監督、そして主題歌を担当する平井大が登壇した。

冒頭、竹内は「僕らがいいチームワークで楽しみながら作ったということが、出来上がった作品からも伝わってくる」、内田監督は「単純に現場が楽しかった」、松本監督は「すごく楽しい撮影だった」と3人とも“楽しい”という言葉を使って撮影を振り返った。

挨拶後、イベントへの参加が叶わなかった廣木隆一監督からサプライズの手紙が。「涼真へ、今日は参加出来ずにすみません。ほんとに残念です。僕が担当させてもらった両作品ともライブ感あふれる作品になり満足してます。涼真の人柄のようにすんなりと作品に入れるようになったと思います。涼真は感情をストレートに素直に出せることが出来る役者さんだと思いました。なかなかそれを自然にやることは難しいと思いますがずっと続けて行って下さい。そして、また違う作品でも一緒にチャレンジしたいです」と読まれると、竹内は「嬉しい!」と満面の笑みを浮かべた。

作品について話が進むと、竹内は最初に脚本を読んだとき「すらすら読めた」と語り、早く撮影がしたくてたまらなかったと撮影前から大きな期待を抱いていたことをうかがわせ、“自分で自分役を演じる”という一見、難しそうな演技についても、その都度「ライブ感を楽しみながら1話1話を作った」と笑顔でコメント。さらに全8話を通してさまざまなキャラクターの“竹内涼真”を演じたが、「設定と空間と出会う人たちと自然に“何が面白いか”を考えてやっていった」と役作りの方法についても明かした。

内田監督は、竹内がどんな人なのかを想像しながらロケハンなどしていたと話し、「妄想が膨らんだ状態でお会いしたら、考えていたものと違っていた。いい意味で裏切られた」と告白し、「ドラマを通して見ることができる竹内の“脱線ぶり”を見て欲しい」とアピールした。松本監督も“事前にこういうものが見たい”と思っていたものに竹内が「プラスアルファで追加してくれた。私が見たいものよりもっと見たいものになった」と竹内の演技を絶賛した。

また、両監督は撮影現場での竹内の裏話も披露。内田監督は、オープニングは基本的に台本が全話一緒だったが、竹内にテーマを与えると、それを本人が広げ、放っておくとどんどん面白いことをしていくため「笑いをこらえていた」と明かした。さらに松本監督も竹内のアドリブがふんだんに使われていると言い、第8話「同級生」に出てくる芸能人らしい一言や、好きな映画、音楽などは、竹内がその場で入れたものであることを明かした。

ここで、視聴者からの質問に回答するコーナーへ。「涼真くん自身も衣装を選んだり、プライベートに寄せたりしましたか」という質問に、竹内は「自分に寄せたものあれば、ストーリーに寄せたものもあった」と述懐。また、「涼真くんは撮休から撮影するときにどうやって切り替えていますか」という質問には、撮影期間中は作品のことを「完全に忘れるということはない」と言い、次の日の撮影に集中できないと後悔してしまうため「オフの過ごし方も考えてしまう」と仕事と真摯に向き合う姿勢も見せた。

後半には、主題歌「Holiday」を歌う平井大が登場。平井は「Holiday」をウクレレ弾き語りバージョンで披露した。竹内は「ウクレレのメロディの入りでつかまれた。撮影の風景を思い出す」と主題歌に対する思いも語った。

最後に、竹内は「自分自身、この作品をやらせていただくことでいろいろ発見ができて、すごく充実した撮影期間を過ごしました。細かいところまでこだわって、すごく丁寧に素敵な作品に仕上がっているなという印象受けました。自信を持って心から見てください、と言える作品になっています。ぜひ皆様、見てください!」と笑顔でメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。

「WOWOWオリジナルドラマ 竹内涼真の撮休」
11月6日(金)より、WOWOWプライムにて放送開始(全8話)※第1話無料放送
毎週金曜深夜0時〜放送
監督:廣木隆一 内田英治 松本花奈
脚本:狗飼恭子 ぺヤンヌマキ ふじきみつ彦 舘そらみ 松本哲也 玉田真也 竹村武司 首藤凜
音楽:つじあやの
主題歌:平井大「Holiday」
出演:竹内涼真 小池栄子 渋川清彦 藤野涼子 松本穂香 佐野勇斗 佐津川愛美 藤原季節 富司純子 松本まりか 山本浩司 岡部たかし 森川葵 吉村界人

【第1話「薫るスパイスカレー」(監督:廣木隆一/脚本:首藤凜)】 突然の撮休。竹内涼真はカレーを作ろうと、とあるスパイス店を訪れる。そこにいたのは、美しい店主・薫(小池栄子)。薫が涼真にスパイスの指南をするうち、思いがけず一緒にカレーを作ることに。どこか無防備で距離感の近い薫に、気もそぞろな涼真。すると突然店に男(渋川清彦)がやって来て…。

【第2話「『人生』」(監督:内田英治/脚本:狗飼恭子)】 撮休で寝ている竹内涼真の家に、突然押し掛けてきた麻沙美(藤野涼子)。涼真の得意料理のカレーを食べたいとわがままを言う麻沙美のため、仕方なくスパイスを買いに出掛ける。スーパーに入ると「あの人誰だっけ?」とコソコソと話す店員たちの声が。耳を澄ましてみると、聞こえてくるのは別の俳優の名前ばかり。少しショックを受けながらも涼真は気を取り直して次の店に向かうのだが…。

【第3話「世界で一番めんどい奴ら」(監督:松本花奈/脚本:舘そらみ)】 休みになった竹内涼真は弟・悠真(佐野勇斗)と家でくつろいでいる。すると、悠真の携帯電話に恋人の新菜(松本穂香)からの連絡が。浮かれた悠真は彼女を紹介したいと公園に涼真を連れ出し、両親も呼び出した。しかし、やってきた新菜は愛想がなく何を話しても強硬的な姿勢だ。さらに誓約書まで取り出す始末。貴重な撮休が家族を巻き込んだ大騒動に…。

【第4話「シェアハウス」(監督:廣木隆一/脚本:玉田真也)】 シェアハウスに住む竹内涼真。メンバーは、地下アイドルの優菜(佐津川愛美)、劇作家の宇山(藤原季節)、芸人の染谷(好井まさお)、制作会社ADの片山(小野莉奈)。涼真が久々の休みになったことを報告すると、「話がある」と妙な空気の染谷。染谷は「この中の誰かが、ほか皆の運を吸っている」と占い師に聞かされたと打ち明ける。涼真以外売れていないメンバーは次第に「涼真だけ引っ越したほうがよい」と言い出して…!?

【第5話「老婆との休日」(監督:内田英治/脚本:ペヤンヌマキ)】 撮休の朝を悪夢で迎えてしまった竹内涼真は、気分転換に出掛けた先で、転びそうになっている老婆・須磨子(富司純子)を助ける。須磨子はなぜか涼真のことを「新次郎さん」と呼び、誰かと勘違いしている様子。涼真は新次郎さんになりきって一日デートをすることに。楽しい時間を過ごし須磨子を家まで送るが、須磨子の強引な誘いを断われず家に上がってしまう。すると洗面所で、自分の名前が書かれた奇妙なメモを見つけて…。

【第6話「竹内涼真と竹内涼真と」(監督:内田英治/脚本:竹村武司)】 撮休になった竹内涼真の元に帰ってきたのは、なんともうひとりの竹内涼真(山本浩司)。実はデビュー作からずっと最新鋭のマシンを使い、俳優・山本浩司がゴーストアクターとして涼真になり替わっていたのだ。涼真は、二人の契約を終わらせたいと持ち掛けるが、イケメン俳優気分が楽しい山本は断固拒否。しかも、共演中の松本まりか(松本まりか)とデートの約束をしてしまったと分かり…。“竹内涼真”を奪い合う死闘が始まる!

【第7話「鍵」(監督:内田英治/脚本:ふじきみつ彦)】 撮休の日、竹内涼真は注文していた宅配便を受け取り、いつものようにドアに鍵をかける。すると、程なくしてまたインターホンが鳴り、ドアを開けるとさっきの宅配業者(岡部たかし)が。「いつもガタンと鍵を閉めるから、もっとゆっくり閉めてほしい」と、突然のクレーム。宅配業者の不意打ちに反論する涼真と、意見を曲げない宅配業者。しかし、宅配業者にはどうしても今日涼真と話さなければいけない切実な理由があった…。

【第8話「同級生」(監督:松本花奈/脚本:松本哲也)】 撮休になり、高校の同級生に誘われていたバーベキューに行くことにした竹内涼真。久々の再会を喜ぶ同級生たち。そこにはかつて恋人だった美保(森川葵)もいる。皆で買い出しに出掛ける中、思い出話に花が咲く涼真と美保。同級生のひとり・桜井(吉村界人)は途中で二人がいなくなっていることに気付く。美保と二人きりになった涼真は、高校生のころに渡せなかった美保への手紙を渡し、今も好きだと想いを伝える…。

©︎「竹内涼真の撮休」製作委員会