ジェームズ・マカヴォイ「伝えたいのはただひと言、君が欲しい」傑作舞台を映画化『シラノ・ド・ベルジュラック』予告編

演劇の本場、イギリスで上演された舞台の中から英国ナショナル・シアターが厳選し収録した舞台を日本の映画館で楽しむことができる「ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)」の 2020年新作第6弾で、ジェームズ・マカヴォイが主演を務める『シラノ・ド・ベルジュラック』が、12月4日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

17世紀フランスに実在したシラノ・ド・ベルジュラックを主人公にした、エドモン・ロスタン作の戯曲「シラノ・ド・ベルジュラック」。大きな鼻のコンプレックスに悩みつつ、一人の女性を胸中で恋い慕い続けたシラノの物語は、1897年に初演されて以降、世界各地で上演が繰り返され、何度となく映画化・ミュージカル化もされている。その名作中の名作が、今回、マーティン・クリンプによって現代語訳された上演台本と、気鋭の演出家ジェイミー・ロイドによるミニマルなステージングによって、装いも新たに生まれ変わった。

主演は、映画『X-MEN』シリーズで知られるジェームズ・マカヴォイ。本年度のローレンス・オリヴィエ賞でリバイバル賞・主演男優賞(ジェームズ・マカヴォイ)・助演女優賞(ミシェール・オースティン)・音響デザイン賞・演出賞にノミネートされ、先日、リバイバル賞を見事受賞した。

『シラノ・ド・ベルジュラック』
12月4日(金)より、TOHOシネマズ 日本橋ほか全国公開
演出:ジェイミー・ロイド
原作:エドモン・ロスタン「シラノ・ド・ベルジュラック」
脚色:マーティン・クリンプ
出演:ジェームズ・マカヴォイ
配給:カルチャヴィル合同会社

【ストーリー】 美しく知的な従姉妹ロクサーヌに恋をした剣豪詩人シラノ(ジェームズ・マカヴォイ)の物語。大きすぎる鼻ゆえに自らを醜いと思い込む彼は自分の心をロクサーヌに打ち明けることができない。ある日、美男だが雄弁ではない若者クリスチャンがロクサーヌに一目惚れし、友人のシラノに自分とロクサーヌの恋を取り持つようにと頼んできて…。

©︎Marc Brenner