窪田正孝「勇気をもらえた」、芦田愛菜「作品に参加できて嬉しい」『えんとつ町のプペル』声優に決まった時の心境を告白!

2016年の発売以降ロングラン大ヒットを記録し累計45万部という驚異的売り上げを叩き出した、キングコング・西野亮廣による絵本をアニメ映画化した『映画 えんとつ町のプペル』が、12月25日より公開される。このほど、 10月26日に秋葉原UDXシアターにてハロウィンスペシャルイベントが行われ、声優を務めた窪田正孝、芦田愛菜、そして製作総指揮・原作・脚本を担当した西野亮廣が登壇した。

ハロウィンスペシャルイベントにちなんで、MCの青木源太アナウンサーがプペル風のマントを羽織って登場、窪田はプペル、芦田はルビッチとそれぞれが演じたキャラクターをイメージした、まさにハロウィンスペシャルイベントに相応しい衣装で登壇しイベントはスタートした。

絵本業界では5,000部でヒットと言われる中で、本作は累計発行部数が50万部を超える大ヒットを記録しているが、元々は映画化を見越して絵本が作られたという。それについて西野は「映画の脚本が先にあって、全7章。これを全部描いてしまうと、とても届けられないし、誰も知らない作品を観に映画館に足を運ぶというのも考えられないと思って、全7章の内から途中を抜いてスピンオフとして出したのが絵本のえんとつ町のプペルです。映画では、ようやくなぜこんな町ができたのかとか、全貌がようやく明らかになる。映画の脚本があって、最初にスピンオフを出して、そしてまた戻ってきたっていうのが経緯です」と自身の狙いと計画を説明した。

そんな狙いがあり、大ヒットを記録した絵本の映画化。今回、プペルとルビッチというメインキャラクターの声優に決まった時の印象を、窪田は「絵本を読ませていただきまして、すごく自然に話が入ってきて、心が洗われた気がしました。忘れかけていたもの、みんなに共通する夢だったり、なりたい自分とかを絵本を読んで再確認させられて、すごく勇気をもらえたんですよね」、芦田は「お話しをいただいてから、絵本を読ませていただきました。すごく可愛い絵や、ストーリーも素敵だなと思ったので、そんな作品に参加できて、そしてルビッチの声をやらせていただけるなんて、すごく嬉しいなと思いました」とコメント。そして、西野は窪田と芦田を起用した理由を「ルビッチとプペルっぽい人の声が合うとか、そういうことではなくて、根っからそういう感じの人がいいなっていう、その本人のキャラクターと乖離がない人っていうのがありました」と語った。

本作で描かれるのは “夢を信じぬく大切さ”を感じさせてくれるプペルとルビッチの冒険。夢を信じる大切さについて、窪田は「その人がやりたいと思うのなら、ずっとやるべきだと思います」とルビッチが星を信じ続けるように、信じて継続することの大切さを語り、芦田も「出来ないと決めつけないこと。何か大きな夢だから自分にはちょっと似合わないなとか思ってしまうんじゃなくて、ちょっとでも近づけるようなこと、自分にできる範囲の事ってなんだろうって考えて、頑張ってみる事が大きな夢を信じることに繋がったりするのかなと思いました」と自身の考えを口にした。

最後に、芦田は「皆で協力して困難を乗り越えていくシーンがあるんですけど、そのシーンを見ていて私は友達や仲間がいることの素敵さっていうものをすごく感じました。一人ではできないことも同じ思いを持つみんなでなら乗り越えていける、協力し合う大切さを皆さんにも感じていただけたら嬉しいなと思います」、窪田は「すごく心が洗われるピュアな関係性がとても眩しくて、コロナで今年は特にネガティブな感情があると思いますけど、この映画を観るとすごく気持ちが救われると思うんですよね。本当にそういうパワーがこの映画に宿っているので、僕は大人の方にこそ観て欲しいなと思います」、西野は「2020年は世界中が夢とか希望みたいなものがなくなってしまって、それらが必要だったっていうことはみんなわかったと思う。何か希望みたいなものがあれば、少々の貧乏だって、少々の辛い思いだって乗り切れるんだけど、そういうものが一切なくなってしまうと、人の精神は不安定になる。夢とか希望みたいなものが僕たちにとって必要なものであるっていう事は証明されて、このえんとつ町のプペルっていうのはそういうものを見せられるようになっているので、ルビッチとプペルの挑戦を見たら『僕たち、私たちもちょっとやっちゃおうかな』って思える作品になっております」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。

『映画 えんとつ町のプペル』
12月25日(金) 全国公開
監督:廣田裕介
製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
原作:にしのあきひろ「えんとつ町のプペル」
オープニング主題歌:HYDE「HALLOWEEN PARTY-プペルVer.-」
エンディング主題歌:ロザリーナ「えんとつ町のプペル」
アニメーション制作:STUDIO4℃
声の出演:窪田正孝 芦田愛菜 立川志の輔 小池栄子 藤森慎吾 野間口徹 伊藤沙莉 宮根誠司 大平祥生(JO1) 飯尾和樹(ずん) 山内圭哉 國村隼
配給:東宝 吉本興業

【ストーリー】 厚い煙に覆われた“えんとつ町”。煙の向こうに“星”があるなんて誰も想像すらしなかった。この町でただ一人、紙芝居に託して“星”を語っていたブルーノの息子・ルビッチ(声:芦田愛菜)は、父の教えを守り“星”を信じ続けていた。しかし、ルビッチは町のみんなに嘘つきと後ろ指をさされ、ひとりぼっちになってしまう。そしてハロウィンの夜、ゴミから生まれたゴミ人間・プペル(声:窪田正孝)が現れ、のけもの同士、二人は友達となり、ルビッチとプペルは「星を見つける」旅に出ると決意する。父を信じて、互いを信じあって飛び出した二人が、大冒険の先に見た、えんとつ町に隠された驚きの秘密とは?

©西野亮廣/「映画えんとつ町のプペル」製作委員会