山田涼介「『オーラが全然ない』と言われて嬉しかった」『記憶屋』ブルーレイ&DVD豪華版収録のビジュアルコメンタリー

シリーズ累計50万部を超える織守きょうやの小説を、主演にHey! Say! JUMPの山田涼介を迎えて映画化した『記憶屋 あなたを忘れない』のブルーレイ&DVDが、10月14日に発売される。このほど豪華版の特典となる、キャストの山田涼介、芳根京子、蓮佛美沙子、平川雄一朗監督によるビジュアルコメンタリーの収録が行われ、4人が本作の撮影の裏話などを語った。

Q:役づくりについて。
平川監督:遼一役は、山田君と一緒に作り上げました。

山田:監督とは結構意見交換しました。普通の大学生に見えるよう、大学のシーンでも、周りのみんなと馴染んで、浮かないよう意識しました。

芳根・蓮佛:(山田に)オーラを消す秘訣は?

山田:撮影現場では、フラットな自分でいる。プライベートでは本当に普通の人なので、オフの時のままでいるような、仕事であまりやったことがない感じでした。

芳根:役を演じるのが苦しすぎて、涙が止まらなくなったシーンもありました。役を引きずるタイプなので、カットがかかった後も、苦しさが自分にのしかかってきて。

蓮佛:記憶を無くす役は初めてでした。共演者の方の顔を見たら思い出がわいてくるので、全く知らない人から話しかけられる時の怖さを考えるようにしました。

Q:本作を経験して変化したこと。
山田:撮影中にスタッフさんから「オーラが全然ない」と言われて、こういうこともできるようになったと、すごく嬉しかったです。

芳根:強くなった。性格的に守りに入ってしまう所を、殻を破って、更にお芝居の幅が広がった。新しい自分を発見できました。

蓮佛:撮影中に監督がわずかな誤差も見てくださっていたので、時間の許す限りトライしてもいいんだと、探求心が強くなりました。

Q:改めて本作を観た感想。
山田:自分たちが言うのもなんですが、いい映画です。素敵な、綺麗な映画。今の時代、写真も動画も、デジタルで何でも残せるけど、作る側の立場として、本当に心に響くものをもっと追求して、皆さんの記憶に残るような作品やエンターテイメントを届けることができたらと思います。

芳根:こうして思い出とともに本作を振り返ることができて良かったです。真希のことを思い出していただけたら嬉しいし、登場人物全員に幸あれと改めて思いました。

蓮佛:大事にしたい作品。生き方にも通じる気がして、すごく考えさせられました。遼一のように、強くありたいと思いました。

平川監督:誰でも間違いを犯す可能性がある人間の弱さと、それでも生きていくたくましさを描きたかった。今この時は一瞬だけど、本作を通じて、3人とまた会うことができて、それを観てくださる人がいるというのは財産だと思います。

▼『記憶屋 あなたを忘れない』ブルーレイ&DVD 商品情報

10月14日(水)発売/レンタル開始
発売・販売元:KADOKAWA

■ブルーレイ豪華版
¥7,700円+税

■DVD豪華版
¥6,800円+税

【豪華版共通 映像特典】
●ビジュアルコメンタリー(山田涼介 × 芳根京子 × 蓮佛美沙子 × 平川雄一朗監督)
●メイキング映像
●イベント映像集
●予告編

【豪華版共通 封入特典】
●特製ブックレット

■DVD通常版
¥3,800円+税

【映像特典】
●予告編

『記憶屋 あなたを忘れない』
監督・脚本:平川雄一朗
原作:織守きょうや「記憶屋」
脚本:鹿目けい子
出演:山田涼介 芳根京子 泉里香 櫻井淳子 戸田菜穂 ブラザートム 濱田龍臣 佐生雪 須藤理彩 杉本哲太 佐々木すみ江 田中泯 蓮佛美沙子 佐々木蔵之介

【ストーリー】 大学生の遼一(山田涼介)は年上の恋人・杏子(蓮佛美沙子)にプロポーズするが、その翌日から彼女と連絡が取れなくなってしまう。数日後に再会した彼女は、遼一の記憶だけを失っていた。信じられない遼一は、人の記憶を消せるという都市伝説的な存在「記憶屋」のことを知り、大学の先輩で弁護士の高原(佐々木蔵之介)に相談して杏子の記憶喪失の原因を探り始める。幼なじみの真希(芳根京子)や高原の助手・七海(泉里香)らと調査を進めるうちに、遼一は人々の中にある忘れたい記憶やその奥にある思い、愛に触れていくことに…。

©2020「記憶屋」製作委員会