数々のミステリー小説を世に送り出す作家・中山七里のクライム・サスペンス小説を、綾野剛が主演し、北川景子共演で映画化する『ドクター・デスの遺産－BLACK FILE－』が、11月13日より公開される。このほど、10月5日に豊洲ＰＩＴにてプレミアイベントが実施され、主演の綾野剛、主題歌を担当する[Alexandros]が登場した。

北川景子とは二度目タッグだという綾野は、北川の演技について「とにかく安心感がある。とても聡明な方なので、なかなか一言では成立しないセリフを一言でバシッと完成させてしまう」とコメント。さらに「敵わないですね。普段はとてもチャーミングなのに、（北川演じる）高千穂になったときの眼の鋭さとか。そのスイッチがすごい」と北川の演技を絶賛した。

イベントの中盤には[Alexandros]が登場し、本作のために書き下ろした楽曲「Beast」を熱唱。舞台袖でライブを見守った綾野は、「最高でしたね！」「正面で観たかったー！」と興奮した様子だったが、トークに参加した[Alexandros]の川上洋平（Vo＆Gt）は、「ライブは緊張しないけど、今（トーク中）の方が緊張する（笑）」と本音をもらしていた。

すでに本作を観たという川上は、映画について「途中で仕事の話を忘れるぐらいのめり込んでしまった。それぐらいスリリングで、楽しめた。（綾野＆北川の）バディ感が今までにない、凸凹感が新鮮」と述べつつ、親交のある綾野について「また新しい顔を出してきた」と笑顔で語っていた。

リモートで参加したファンから、予告編でも観られる北川のビンタシーンについて聞かれた綾野。「北川さんは、実際手を当てるのを戸惑っていた」そうだが、撮影では「想像以上のビンタが入って（笑）。速くてまったく見えなかった」ことを暴露。「でもすごく大事なシーンだったので、感謝してます。フラフラしましたけど（笑）」と笑顔で撮影の裏話を語っていた。

『ドクター・デスの遺産－BLACK FILE－』
11月13日（金） 全国ロードショー
監督：深川栄洋
原作：中山七里「ドクター・デスの遺産」
主題歌：[Alexandros]「Beast」
出演：綾野剛　北川景子　岡田健史　前野朋哉　青山美郷　石黒賢
配給：ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】　ある闇サイトで依頼を受け、人を安楽死させる連続殺人犯ドクター・デス。警視庁のNo.1コンビ犬養（綾野剛）と高千穂（北川景子）は捜査に乗り出すが、遺族は犯人に感謝し嘘の証言で守る。ドクター・デスは猟奇殺人犯なのか？救いの神なのか？

©2020「ドクター・デスの遺産－BLACK FILE－」製作委員会