小説すばるで新人賞を受賞するなど、その表現力で多くのファンを魅了する作家・野中ともその人気小説を、『新聞記者』の藤井道人監督が清原果耶主演、桃井かおり共演で映画化する『宇宙でいちばんあかるい屋根』が、9月4日より公開される。このほど、清原果耶と桃井かおり扮するつばめと星ばあを捉えた場面写真がお披露目となった。
14歳のつばめは、満天の星が輝くある夜、ド派手な身なりで底意地の悪い、キックボードに乗ったあやしい老婆“星ばあ”と出会う。いつしか二人はお互いの心のどこかに空いた穴を埋め合うように距離を縮めていく。つばめの前に起こる事件、最後に明かされる星ばあの正体…。本作はひと夏の大切な何かを探す、二人のキュートで、愛おしい、感動のファンタジードラマ。
場面写真には、バスに乗り食い入るように外の海を見るつばめ(清原果耶)と星ばあ(桃井かおり)や、キックボードに乗り先を急いでいるような星ばあを、必死の表情で引き留めているつばめ、バス停で手を挙げている二人や、書道教室の屋上で仲良く寝転び空を見上げる二人の姿が収められる。
プロデューサーの前田浩子は、「清原果耶さん演じるつばめと(桃井かおりさん演じる星ばあ)のバディ振りは私たちの想像を遥かに超えた存在感で多くの方々を魅了すると確信しています」と本作の見どころのひとつでもある二人が創り出した唯一無二の世界についてコメントしている。
『宇宙でいちばんあかるい屋根』
9月4日(金) 全国公開
監督・脚本:藤井道人
原作:野中ともそ「宇宙でいちばんあかるい屋根」
主題歌:清原果耶「今とあの頃の僕ら」(作詞・作曲・プロデュース:Cocco)
出演:清原果耶 伊藤健太郎 水野美紀 山中崇 醍醐虎汰朗 坂井真紀 吉岡秀隆 桃井かおり
配給:KADOKAWA
【ストーリー】 お隣の大学生・亨(伊藤健太郎)に恋する14歳の少女・つばめ(清原果耶)。優しく支えてくれる父(吉岡秀隆)と、明るく包み込んでくれる育ての母(坂井真紀)。もうすぐ二人の間に赤ちゃんが生まれるのだ。幸せそうな両親の姿はつばめの心をチクチクと刺していた。しかも、学校は元カレの笹川(醍醐虎汰朗)との悪い噂でもちきりで、なんだか居心地が悪い。つばめは書道教室の屋上でひとり過ごす時間が好きだった。ところがある夜、唯一の憩いの場に闖入者が…。空を見上げたつばめの目に飛び込んできたのは、星空を舞う老婆の姿!?派手な装いの老婆・星ばあ(桃井かおり)はキックボードを乗り回しながら、「年くったらなんだってできるようになるんだ」とはしゃいでいる。最初は自由気ままな星ばあが苦手だったのに、つばめはいつしか悩みを打ち明けるようになっていた。
© 2020『宇宙でいちばんあかるい屋根』製作委員会