山下健二郎「気がつかなかった!」『八王子ゾンビーズ』に三代目 JSBのメンバーがひそかに友情出演!?

2018年8月に上演された鈴木おさむ脚本・演出の同名舞台を、三代目 J SOUL BROTHERSの山下健二郎主演で映画化する『八王子ゾンビーズ』が、7月17日より公開中。このほど、7月18日に渋谷TOEIにて公開記念舞台挨拶が行われ、キャストの山下健二郎、久保田悠来、藤田玲、牧島輝、松岡充、そして鈴木おさむ監督が登壇した。

新型コロナウイルスの影響で公開延期となっていた本作。待ちに待った公開を迎えた心境を聞かれると、山下は「無事に公開となって嬉しいです!舞台から2年かけて映画になりました。昨日公開となった強敵『今日から俺は!!』に勝てるように俺たち考えたんですよ」と答え、それに続けて久保田が「その名も、『昨日から俺たちは!!』」と見事な掛け合いを見せた。だが、マスコミの反応が薄かったため、「スクリーンの向こうのみなさんはマスクをしているけど心の中で笑っているはずです!」と中継で繋がれた観客たちに助けを求める声を送り、笑いを誘った。

鈴木監督は「舞台をやっている時から映画化したいと話していましたが、まさか本当に形になるとは!実は驚きでした。思えば最近の夏は毎年ゾンビたちに会っていて、今年で3回目の夏を過ごします!」と映画化を喜び、映画の見どころについては、「ゾンビたちのノリがとにかく良かった。注目ポイントはイケメンゾンビたちをアップで観れるところですかね」とアピールした。するとすかさず山下が「え…主演俺やねんけど」とぼやき、監督も「ゾンビたちと健二郎くんが見どころ!ダンスも寄りで観れます!」とフォローをいれ、会場は笑いに包まれた。

“イケメンゾンビが成仏するためにダンスをする”という鈴木おさむワールド全開の設定について、最初に聞いた時どう思ったかを尋ねられると、「正直よくわからなかったです(笑)」と口を揃えたキャストたち。「おさむさんの頭の中は何を考えているかわかりません…(笑)」と答えた久保田に、「ゾンビーズのパートはほぼアドリブなので、恐怖しかなかったです(笑)」と藤田もかぶせると、話は今日が人生初の舞台挨拶となる牧島に。先輩たちから「緊張で顔が白くなってるぞ!」といじられながらも、「脚本を読んでアドリブのシーンが多くて驚きました…」と緊張の面持ちで返答した。

ここで、話題は劇中歌の「八王子ラビリンス」に。アレンジと歌唱を担当した松岡は、「曲と歌詞はもう完成していて、『歌ってみる?』と監督から軽く言われたのが始まりです。コンビニに行くかのような軽い誘い方でした(笑)。アレンジでは元々あった歌詞にプラスして、八王子の由来である“8人の王子”にあてがって、役以外の本人のキャラクターが出るような歌詞を入れました!健二郎くんはゾンビ役ではないですが、英語の歌詞が入っているところが健二郎くんをイメージしたパートです!」と楽曲に込めた思いを語った。

続いて、本編中に三代目 J SOUL BROTHERSのメンバーがひそかに友情出演している話に移り、監督が「健二郎くんに言わずに撮ったんです」と話すと、山下は「初めて映画を観た時は僕も全く気がつきませんでした!ぜひ探してみてください!」と注目ポイントを語った。

撮影中のエピソードトークでは、アドリブばかりの撮影を振り返り、牧島が「どんどん大喜利みたいになっていって。先輩方の対応力がすごかったです…!」と語ると、山下は「アドリブはホームランもあれば三振もありましたね(笑)」と貫禄を見せた。「みんなで合宿をするかのように男子校ノリで作りました。ただ、数名ルールを守らない人がいて…(笑)特に久保田くん!下ネタが多い!(笑)」と監督から名指しされた久保田は、「そのシーンはめちゃくちゃ切られていましたね(笑)でも、アドリブの時にチームの良さが出るんです!」とコメントした。

撮影後もお互いのライブに行ったり、八王子市長を演じたRIKACOにホームパーティーで手料理を振舞ってもらったりと、ゾンビーズチームの絆の強さがうかがえる話も飛び出し、和気あいあいとした雰囲気のまま舞台挨拶は幕を閉じた。

『八王子ゾンビーズ』
7月17日(金)より全国公開中
監督・脚本:鈴木おさむ
主題歌:m-flo「MARS DRIVE」
出演:山下健二郎(三代目J SOUL BROTHERS) 久保田悠来 藤田玲 丘山晴己 小澤雄太(劇団EXILE) 高野洸 牧島輝 三浦海里 才川コージ 早乙女友貴 坂東希(E-girls) 今田耕司 勝矢 RIKACO 松岡充
配給:東映ビデオ

【ストーリー】オーディションに落ち続け、ダンサーになる夢を諦めた羽吹(山下健二郎)は、“自分探し”のために八王子の山奥にある「希望寺」で修業体験をすることに。この寺には「夜になったら、裏手にある廃寺には行ってはならない」という大事なルールと、それにまつわる怪しげな噂があった。「絶対に近づくな。特に満月の夜には…」と忠告された羽吹だったが、踊りたい気持ちを捨てきれず、満月の夜に廃寺でダンスの練習を始める。そんな羽吹の前に、うめき声と共に8人のイケメンゾンビ集団“八王子ゾンビーズ”が現れた。満月に向かってダンスをすることで成仏ができるという彼らに頼まれ、ダンスを教えることになった羽吹。しかし、彼らが成仏できない理由には、この寺の住職・孔明(松岡充)と八王子市長・大池(RIKACO)の深い思惑が隠されていた…!?

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