累計2500万部を突破した渡辺航の大人気スポーツ青春漫画を、King & Princeの永瀬廉主演、伊藤健太郎、橋本環奈共演で映画化する『弱虫ペダル』が、8月14日より公開される。このほど、7月14日にアキバ・スクエアにてキックオフイベントが開催され、永瀬廉、伊藤健太郎、橋本環奈、坂東龍汰、竜星涼、栁俊太郎、菅原健、三木康一郎監督が登壇した。

キャスト陣が歩いて登壇後に、劇中にも登場したママチャリに乗って登場した永瀬は、「どうすか？ すごいシュールじゃなかったですか？ 大丈夫ですか？」と周囲を気遣いながら苦笑い。続けて「人生初めての秋葉原」ということで、「楽しい思い出を作れたら」と笑顔で挨拶した。

撮影ではプロの自転車選手でもきついコースに挑戦したという永瀬。「やるしかないという気持ち。暑かったり、寒かったり、風が強い中で撮影していたので、限界の先に行ってました」と過酷な撮影を振り返った。

これに対して伊藤も「体力というか、気持ちでどれだけいけるかだった」とコメント。「芝居の域を超えた」ぐらいきつかったそうで、「そこがこの作品の一番の魅力」と本作の出来に自信を見せた。

そんなメンバーをマネージャー役として鼓舞した橋本は、「実際に近くで見ていて、こんなにも過酷なんだ」と驚いたという。永瀬と伊藤から過酷な撮影話を聞いていた橋本は「ちょっと胸が痛いです（笑）」と苦笑いを浮かべていた。

本作が、「この夏、一番熱い青春映画」ということで、キャスト陣の青春エピソードを披露することに。永瀬は高校生のとき「男3人で千葉県の海辺に行った。レジャーシートに雑魚寝して、朝まで過ごした」そうなのだが、「朝、めっちゃ雨降ってきて（笑）。3人でレジャーシートをかぶりながら駅まで帰った。僕の中では、いろいろ制限されている中での青春」としみじみ。

伊藤は18歳の頃、「免許取りたてのときに、親友と一緒に車で海まで行って、何をするわけでもなく、海だけ見てまっすぐ帰るだけ」だったというが、「なんでもなかったことが、今考えると青春だったのかな」と当時を懐かしんでいた。

『弱虫ペダル』
8月14日（金） 全国公開
監督・脚本：三木康一郎
原作：渡辺航「弱虫ペダル」
脚本：板谷里乃
主題歌：King & Prince「Key of Heart」
出演：永瀬廉（King & Prince）　伊藤健太郎　橋本環奈　坂東龍汰　栁俊太郎　菅原健　井上瑞稀（HiHi Jets／ジャニーズJr.）　竜星涼　皆川猿時
配給：松竹

【ストーリー】　主人公は、地元・千葉から秋葉原にママチャリで通う、運動が苦手で友達がいないアニメ好きの高校生・小野田坂道（永瀬廉）。あることをきっかけに、自転車競技部に入部することになった坂道は、自転車選手としての思わぬ才能を発揮することになる。坂道の良き仲間でライバルでもある今泉俊輔（伊藤健太郎）や、マネージャーの寒咲幹（橋本環奈）、同じ自転車競技部のメンバーとともに自分の限界や壁を越え、初めて出来た「仲間」とともに、レースで走る喜びを見出していく。誰かの為に頑張ったり、頑張る誰かを応援したり…。

©2020映画「弱虫ペダル」製作委員会 ©渡辺航(秋田書店)2008