小田香監督が挑む深遠な世界!メキシコの泉・セノーテをめぐって交錯する人々の過去と現在の記憶『セノーテ』予告編

『サタンタンゴ』『ニーチェの馬』で知られるタル・ベーラ監督が後進の育成のために設立した映画学校「film.factory」で3年間学び、ベーラ監督監修のもと製作した『鉱 ARAGANE』が鮮烈な印象を残した小田香監督の最新作『セノーテ』が、9月19日より公開される。このほど、本作の予告編がお披露目となった。

メキシコ、ユカタン半島北部に点在する、セノーテと呼ばれる洞窟内の泉。かつてマヤ文明の時代、セノーテは唯一の水源であり雨乞いの儀式のために生け贄が捧げられた場所でもあった。現在もマヤにルーツを持つ人々がこの泉の近辺に暮らしている。現世と黄泉の世界を結ぶと信じられていたセノーテをめぐって交錯する、人々の過去と現在の記憶。そこに現地の人たちの語りで流れる「精霊の声」、「マヤ演劇のセリフテキスト」など、マヤの人たちにより伝えられてきた言葉の数々。カメラは水中と地上を浮遊し、光と闇の魅惑の映像に遠い記憶がこだまする。

『セノーテ』
9月19日(土)より、新宿新宿K‘s cinemaにてロードショー、以後全国順次公開
監督・撮影・編集:小田香
ナレーション:アラセリ・デル・ロサリオ・チュリム・トゥム フォアン・デ・ラ・ロサ・ミンバイ
配給:スリーピン

【作品概要】 メキシコ、ユカタン半島北部に点在する、セノーテと呼ばれる洞窟内の泉。かつてマヤ文明の時代、セノーテは唯一の水源であり雨乞いの儀式のために生け贄が捧げられた場所でもあった。現在もマヤにルーツを持つ人々がこの泉の近辺に暮らしている。現世と黄泉の世界を結ぶと信じられていたセノーテをめぐって交錯する、人々の過去と現在の記憶。そこに現地の人たちの語りで流れる「精霊の声」、「マヤ演劇のセリフテキスト」など、マヤの人たちにより伝えられてきた言葉の数々。カメラは水中と地上を浮遊し、光と闇の魅惑の映像に遠い記憶がこだまする。

©Oda Kaori