祝23歳!伊藤健太郎「監督は黒木瞳さん。ワクワク!」現代青年が「源氏物語」の世界にトリップ『十二単衣を着た悪魔』11月公開!

脚本家・小説家である内館牧子が「源氏物語」を題材に、奔放で強い女性によって成長していく青年の姿を描いた長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を、黒木瞳監督が伊藤健太郎主演、三吉彩花共演で映画化する『十二単衣を着た悪魔』が、伊藤健太郎が23歳の誕生日を迎える本日、11月6日より公開されることが決定した。

本作は、妥協や忖度を一切しない強い女性に翻弄されながらも成長していく青年を描いた異世界トリップエンターテインメント。

主演を務めるのは、ドラマ「今日から俺は!!」、「アシガール」などの話題作で注目を集め、今年は出演作がひっきりなしに続く若手実力派俳優・伊藤健太郎。伊藤が映画として時代劇に挑むのは本作が初となる。伊藤が演じるのは、就職試験59連敗中の実家暮らしのフリーター・伊藤雷。何でもできる弟に対して劣等感を持つ彼が、ひょんなことから「源氏物語」の世界にトリップし、弘徽殿女御に仕え翻弄されながらも、未来を当てる比類なき陰陽師として周りから認められることで成長していく。そしてその弘徽殿女御役に、『ダンスウィズミー』、『犬鳴村』などの作品で注目を浴び、伊藤と初共演となる三吉彩花が扮する。嫌われ者、野心家などのイメージの弘徽殿女御を、現代のキャリアウーマン顔負けのハートと冷静な分析力で息子を帝にしようと、ブレない信念を貫く芯の強い女性を演じる。

そのほか、雷と絵巻物の世界で出会い妻となる倫子役に、「いいね!光源氏くん」でもOL役を好演し、先日『生理ちゃん』では日本映画批評家大賞・助演女優賞を受賞した伊藤沙莉。右大臣であり弘徽殿女御の父役にラサール石井。雷の母・伊藤明子役に戸田菜穂。弘徽殿女御の夫・桐壺帝役に、俳優、監督としてだけではなく実業家として精力的に活動する伊勢谷友介。弘徽殿女御に仕える家臣役に、名バイブレーヤーの山村紅葉と笹野高史。弘徽殿女御の息子役に、『朝が来る』の田中偉登。雷の弟・水役に、『町田くんの世界』の細田佳央太。そして、光源氏役には人気急上昇中の若手俳優・沖門和玖が扮する。

監督を務めるのは、女優であり、『嫌な女』で監督デビュー、本作の原作をこよなく愛し実写化を熱望した黒木瞳。脚本は『ちょっと今から仕事辞めてくる』などの作品を手掛けた多和田久美が担当する。

▼スタッフ&キャスト コメント

■伊藤健太郎(伊藤雷役)
この映画は取柄もない、自分に自信がない現代の男の子がそれまで行ったことのない世界で成長していく物語です。タイムスリップするお話は初めてではないのですが、映画で時代劇は初めてになります。人が成長する部分にフォーカスした話が個人的に好きで、変わっていく様を演じるのもすごく好き。だから今回このお話をいただいたときはとても嬉しかったですし、監督も黒木瞳さんということでどんな面白い作品になるのだろうとワクワクしながら、自分なりに成長感をどう出そうかと考えながら撮影に臨みました。このような情報解禁の発表タイミングが自身の誕生日と重なるのが初めてなので嬉しいです。ぜひ劇場でご覧ください。

■三吉彩花(弘徽殿女御役)
弘徽殿女御役を演じさせていただきました三吉彩花です。本作に出演が決まった時は嬉しかったです。それと同時に緊張感もありましたが、黒木監督にぶつかっていきたい気持ちが強かったです。この作品はインプットとアウトプットを物凄いスピード感で行い、今まで自分自身でも知らなかったスイッチを押していただきました。何より監督を信じて毎日撮影現場に行けたことが嬉しかったです。女性が強く自分の信念を持って生きる、優しさの中にも逞しさがある作品だと思います。是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。

■黒木瞳(監督)
自分の居場所を見つけられず、人と比べられて自信をなくす人は多いかと思います。この物語は、そんなネガティブ男子が、源氏物語の中でキラキラと生きている人たちと出会って、自分の存在価値を見つめ直していくという“希望のお話”です。ネガティブな大学生を演じるのは、伊藤健太郎さんです。撮影は、ほぼ順番通りに行いました。すると、健太郎さんの顔が日に日に変わっていくのです。ダメンズだった(もちろんお芝居ですが)彼が、ラストシーンでは見事なまでの清々しい顔へと変化していきました。彼の演技の賜物ですが、さらに彼を突き動かしたのは、「十二単衣を着た悪魔」が持つ小説の魅力だと、私は再確認した次第です。源氏物語にはそう詳しくない私でもこの小説に魅了されたのは、内館さんが学生の頃から気になっていたという弘徽殿女御を、別の視点から描いているところです。実に潔いトップレディの生き様、時代を冷静に見つめることのできる才能、ジタバタしない生き方は品性のある女性であり、そして母親として息子への無償の愛が見え隠れするところに、女としての哀愁が漂います。この難しい弘徽殿女御を演じてくださったのは、三吉彩花さんです。十二単衣が似合う女優はこの方の右に出る人はいないでしょう。そして、この美しい彼女からは想像できないような、センセーショナルなセリフの数々。“悪魔”とは、人の英知を超え凡人には太刀打ちできない心の強さを持った人なのだと、彼女の演技を見ていて感じたものです。そして、伊藤沙莉さん、笹野高史さん、山村紅葉さん、伊勢谷友介さんほか、この作品の中で、素敵に自在に演じてくださった出演者の方々、さらに未熟な私を支えてくださったスタッフの方々に心から感謝しております。皆様の心に届けられる作品になったかどうか、ぜひ、劇場でお確かめいただければ幸いに存じます。

■内館牧子(原作)
幻冬舎から「十二単衣を着た悪魔」が出て、すぐのことです。黒木瞳さんが、監督としてぜひ撮りたいとおっしゃったのです。本当にすぐのことでした。原作の「源氏物語」ではヒステリックで悪役の弘徽殿女御に、いち早く魅力を感じて下さった。黒木監督しかないと思いました。劣等感のかたまりのような伊藤雷を伊藤健太郎さんが、弘徽殿女御を三吉彩花さんが演じ、一癖も二癖もある脇を、一癖も二癖もある実力派が固めて下さる本作です。千年後の今、自信を持って弘徽殿女御に捧げます。

『十二単衣を着た悪魔』
11月6日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開
監督:黒木瞳
原作:内館牧子「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」
音楽:山下康介
雅楽監修:東儀秀樹
出演:伊藤健太郎 三吉彩花 伊藤沙莉 田中偉登 沖門和玖 戸田菜穂 細田佳央太 ラサール石井 伊勢谷友介 山村紅葉 笹野高史脚本:多和田久美
配給:キノフィルムズ

【ストーリー】 就職試験を立て続けに落ちているフリーターの雷(伊藤健太郎)は、京大合格した弟(細田佳央太)に対して卑屈になっていた。そんな折、雷はアルバイトで「源氏物語」の世界を模したイベントの設営を終え帰宅する途中、激しい雷雨に見舞われ気を失う。目が覚めた時、そこは1000年以上も昔に紫式部によって書かれた「源氏物語」の世界だった!雷はたまたまアルバイト先で配られた「源氏物語」のあらすじ本のおかげで陰陽師として弘徽殿女御(三吉彩花)に見出される。スマホもネットもない世界で、現代のキャリアウーマン顔負けの強いハートと冷静な分析力で息子(田中偉登)を帝にしようと野心に燃える弘徽殿女御に翻弄されながらも次第に触発されていく雷。皇位を争うのはなんでもできる一流の男、異母弟の光源氏(沖門和玖)。雷は自分の境遇と重ねつつ、悪名高いキャラと言われた弘徽殿女御にこれからも仕えていこうと決心するが…。

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