第68回ベルリン国際映画祭にて金熊賞(最高賞)と最優秀新人作品賞をダブル受賞した、ルーマニアの女性監督アディナ・ピンティリエの初長編映画『タッチ・ミー・ノット 〜ローラと秘密のカウンセリング〜』が、6月6日より公開される予定であったが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて公開を7月4日に延期することとなった。今後の公開予定は、決定しだい発表される。「仮設の映画館」での公開は、当初の公開日6月6日(土)より先行オンライン公開する。
『タッチ・ミー・ノット 〜ローラと秘密のカウンセリング〜』
7月4日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムにて公開、以後全国順次公開
監督・脚本・編集:アディナ・ピンティリエ
配給:ニコニコフィルム
【ストーリー】 ローラは父親の介護で通院する日々を送っているが、彼女自身も人に触れられることに拒否反応をおこす精神的な障がいを抱えていた。ある日、病院で患者同士がカウンセリングする不思議な療養を目撃するローラ。病により全身の毛がないトーマス、自由に四肢を動かせない車椅子のクリスチャンなど様々な症状を抱える人たちが、互いの体に触れ合うことで自分を見つめていく。ローラは彼らを興味深く観察する中で、自分と同じような孤独感を持つトーマスに惹かれていく。街でトーマスに導かれるように秘密のナイトクラブへ入ったローラは、そこで欲望のままに癒し合う群衆を目の当たりにするのだった。
©︎Touch Me Not – Adina Pintilie