近未来の京都を舞台に、人間とAIとの恋愛、結婚生活を描いた原田まりるの小説を、梶裕貴主演で連続ドラマ化するWOWOWオリジナルドラマ「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」が、5月18日より放送される。このほど、本作の第1話場面写真がお披露目となり、併せて、梶演じる摘木が副業として行なうWEBラジオのアバターのキャラクターデザインを、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」や『君の名は。』で知られるクリエイターの田中将賀が担当することが発表された。
▲ぴぷる起動時(左:ぴぷる 右:摘木)
本作は、2030年、人間とAIが結婚できるようになった近未来を舞台に、人型AIと結婚することを選んだサラリーマンの摘木健一と、その妻となった人型AI“ぴぷる”、そして“ぴぷる”を開発したAI研究者の女性・深山楓をはじめとする個性あふれるキャラクターたちによる、“AIと人間のあり方”を問うSFヒューマンコメディ。
場面写真には、摘木(梶裕貴)が人型AIぴぷる(アヤカ・ウィルソン)を起動させたシーンや、摘木がぴぷるにキスをしようと試みるカット、本作の舞台である京都の鴨川を自転車で走る摘木の姿、そして摘木、ぴぷる、ぴぷるを開発したAI研究者・深山楓(大原櫻子)それぞれの単独ショットが収められる。
▲摘木健一(自宅)
▲ぴぷる
▲深山楓
▲ぴぷるにキスを試みる摘木
▲摘木(鴨川)
摘木健一の本業は、医療機器の営業だが、帰宅後のささやかな楽しみとして、WEBラジオ番組でパーソナリティを務めていた。田中将賀がデザインしたのは、そのWEBラジオ配信中のタブレットの画面上に表示されるアバターである。
田中将賀は、キャラクターデザイン・総作画監督として、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」、『心が叫びたがってるんだ。』、『空の青さを知る人よ』、さらに、『君の名は。』、『天気の子』でキャラクターデザインを担当するなど、近年の大ヒット作を手がけるトップクリエイターである。原作「ぴぷる」のカバーイラストも担当したことから、今回のオファーに至った。
■田中将賀(キャラクターデザイナー) コメント
Q:本作のアバターのデザインの担当が決定したときの印象。
すごく嬉しかったです。原作の原田先生より、新しく書く小説のキャラクターを描いて欲しいと依頼された時、実写化なんて想像していませんでした。そして実写化にあたって僕がかかわれることがあるなんて、もっと想像していませんでした。アバターデザインという役割をくださった原田先生、実写スタッフの皆様に感謝いたします。
WOWOWオリジナルドラマ「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」
5月18日(月)より、WOWOWプライムにて放送開始(全8話)
毎週月曜 深夜0時~放送
監督:酒井麻衣 瀧悠輔
原作:原田まりる「ぴぷる」
脚本:小寺和久
出演:梶裕貴 アヤカ・ウィルソン 大原櫻子 忍成修吾 山田悠介 神尾佑 加治将樹 清水葉月 藤田富 臼田あさ美 濱田マリ
【ストーリー】 AIを家族に迎え、結婚できるようになった2030年。冴えないサラリーマンの摘木健一(梶裕貴)は長年片思いをしていた憧れの会社の先輩とのデートに失敗し、そのショックから、勢いで性交渉機能搭載の美少女AIを購入し、妻として迎え入れ、「ぴぷる」(アヤカ・ウィルソン)と名付ける。しかし、なぜか結婚初夜の夜の営みを拒絶されてしまう。摘木は「ぴぷる」の開発元を訪ね、共感能力ゼロのミステリアスなAI研究者の女性・深山楓(大原櫻子)に出会い、自身による初期設定に問題があったことを知るが、残念ながら「ぴぷる」の設定を変更することはできないことを告げられる。その代わりに深山は、摘木に驚きの提案をしてきて…!?
©2020 ドラマ「ぴぷる」製作委員会