内田也哉子「世界中の学び舎で上映を」、小林武史「誰もが自然や農業に関われたらいい」著名人絶賛!『ビッグ・リトル・ファーム』

大都会から農地へと移り住んだ夫妻が美しいオーガニック農場を作りあげようとする8年間の奮闘を描くドキュメンタリー映画『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』の公開日が3月14日に決定した。併せて、各界著名人より、本作を絶賛するコメントが寄せられ、場面写真もお披露目となった。

2018年から各国の映画祭で数々の観客賞を受賞した本作。殺処分寸前で保護した愛犬トッドの鳴き声が原因で、大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー夫妻。料理家の妻は、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で愛犬トッドを連れて郊外の荒れ果てた農地へと移り住む。しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地だった…。二人は、自然の厳しさに翻弄されながらも、命のサイクルを学び、動物や植物たちと共に、未来への希望に満ちた究極に美しい農場を創りあげていく。

場面写真には、アプリコット・レーン・ファームの美しい自然、そしてそこで共生する様々な動物たち、豚や羊の親子、愛犬たちのカワイイ姿が。ジョン・チェスター監督は、これから本作を観る観客に向けて「若い世代の人にもこの映画を観てほしいです。楽しい場面ばかりではありませんが、若者へのメッセージも込めて作りました。観客の皆さんに、自然との共生が無限の可能性を与えてくれる、ということが伝わればと願っています」とコメントした。

▼著名人 絶賛コメント

■養老孟司
この作品の教訓はなんだろうか。自然にまともに付き合いなさい。そうすればじつにさまざまなことが学べますよ。

■坂上忍(俳優)
晩年は動物のお世話をして、人生の幕を閉じたいと考えているわたしにとって、本作は全てのシーンが教材であり、改めて現実の困難さを知らしめてくれた「共存のダンス」という言葉の意味を心に刻み、これからも動物達と正面から向き合っていきたいと、強くおもいました。

■内田也哉子(エッセイスト)
すぐには答えが出ないものを、希望を絶やさず、じっと見守り続けることが苦手な現代人(わたし)にとって、大切な作品との出会いになりました。この「小さくて偉大な農場」の記録を、世界中の学び舎で、ぜひ上映して頂きたいです!

■南こうせつ(シンガーソングライター)
本当に美しいハーモニーを、わかりやすく感じることが出来ました。ジョンとモリーありがとう!

■坂東眞理子(昭和女子大学総長)
息をのむ美しさの花草、虫、木そして精一杯生きる動物達。これは人と自然の壮大な共生と再生のドラマであり、循環する生命への讃歌です。

■鎌田實(医師・作家)
すべての生き物の生も死も、喜びも悲しみも、認めてくれる理想の暮らし。信じられない程美しい農場。誠実な映画だ。すごい!感動した。

■綾戸智恵(ジャズシンガー)
マクロとかビーガンとかよくわからない私やのになんやこの映画は!家族同様の動物の本能や人間の敵わない大自然の移り変わり、私たちはその中で共存する一部やと気づいたとたん、ラストで愛犬へ「いい子だ カヤ」ここで涙涙、涙、えっ、なんでて、見てちょーだい。

■小林武史(音楽家)
サステナブルやSDGsの言葉が溢れ出している時代、それを実感するために、僕は誰もが自然や農業に関われたり携われたりしたらいいと思う。だけれど、現実にはそうはいかないでしょ?だからこの映画があるのかもしれない。まずはこの映画を観たらいいと、本当に思う。

■松浦弥太郎(エッセイスト)
今、私たちの暮らしに足りないものは何か。向き合いべきもの、学びべきものは何か。そんな大切なものをいくつも知ることができました。

■加藤登紀子(歌手)
農業は生物多様な生態系と共存できると信じた人たちの、8年間の貴重な記録!命は美しくも、激しく、難しさでいっぱい!でも生まれ、戦い、死によってさえ土が育つ。全ての映像に生命の躍動を感じました。

■岩合光昭(動物写真家)
道がわからなくなったときは、空を見上げ、風を感じ、原始を想う。清々しい顔になっていくふたりが、そう教えてくれる映画です。

■土井善晴(料理研究家)
人間がするべきことをすれば、自然は答えてくれる。全ての命には役目があって、美しい自然の秩序を作る。傷ついた地球。人間唯一の住処をいたわりたいと思った。

■大平一枝(文筆家)
90分間、心を揺さぶられ続けるのは、人生と大地の壮大な8年間が正直に丹念に、描かれているからだ

■久慈浩介(南部美人 五代目蔵元)
自然の美しさ、そして儚さ、協調の大切さと葛藤と戦う姿。伝統農法こそ未来。素晴らしい言葉です。まさに古からの歴史を持つ酒造りにも通じました。微生物との共生無しに酒造りはありません。

■有村昆(映画コメンテーター)
親子で見るべき一本!無駄に見える全ての事は「サイクル」で繋がっている。我々は自然に生かされていることを知り、子供の為にと思ってみたら、親が勉強になる最高作!!お父さんお母さん目から鱗ですよ。

■四井真治(パーマカルチャーデザイナー)
僕ら家族も日々の生活の中でできる堆肥を土に還し他の生きものの多様性を増やす暮らしを行なってきた中で命の仕組みに気づきそれを形にしてきました。この映画はそれが正しかったんだよと言ってくれたように思い、妻は横で泣いていました。多くの人の未来への勇気と生きる上での進むべき方向のヒントを与えてくれる映画だと思います。

■野村友里(フードディレクター)
これからの生き方の一つの答えが見つかる。大自然が起こすいくつもの奇跡に心が満たされる傑作です。

■市川実和子(モデル・女優)
無駄なものなど、何ひとつない。頭の中だけで理解しようとしていた難しい言葉を、感触を、美しい映像で目の前に観せてくれた。

■髙坂勝(『次の時代を先に生きる』著者)
自然はパーフェクト。故に全てをマウンティングするヒトを排除し始めた。この映画で君は次の時代の解に近づけるか!

『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』
3月14日(土)より、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
監督:ジョン・チェスター
出演:ジョン・チェスター モリー・チェスター 愛犬トッド 動物たち
配給:シンカ

【作品概要】 殺処分寸前で保護した愛犬のトッド、その鳴き声が原因で大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。料理家の妻は、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外へと移り住むことを決心する。しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地だった…。時に、大自然の厳しさに翻弄されながらも、そのメッセージに耳を傾け、命のサイクルを学び、愛しい動物や植物たちと未来への希望に満ちた究極に美しい農場を創りあげていく。

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