波瑠「『映画館に行って』とは言えない…」新型コロナウイルスの収束を願う

「家政婦のミタ」、「過保護のカホコ」、「同期のサクラ」など多くのヒットドラマを生み出してきた稀代の脚本家・遊川和彦の監督第2作で、波瑠が主演を務めるラブストーリー『弥生、三月 -君を愛した30年-』が、3月20日より公開される。このほど、3月3日に東京大神宮にて大ヒット祈願イベントが行われ、波瑠、成田凌が出席した。

大ヒット祈願の祈祷を済ませ、マスコミの前に登場した波瑠と成田。新型コロナウイルスの影響で多くのイベントが中止になる中、映画公開を迎えて「こういう状況なので『映画館に行って』と大きい声で言えないのがすごく残念」とした波瑠は、「いろいろな形で宣伝できればなと思っています」と続け、祈祷ではコロナウイルスについて「早く収束してほしい」と願ったという。

本作の予告を観た母親から連絡をもらったという成田は「『予告の時点でめちゃくちゃ観たい!』という連絡をもらった」そうだが、やはりコロナウイルスの影響もあり「なかなか『映画館で』とは言えない状況。観てくれた方に直接感謝を伝えられる機会が、またできたらと思います」と今の気持ちを述べた。

映画のタイトルにちなみ、「自身にとって3月とは?」という質問が。波瑠は「事務所に入るきっかけになったオーディションが3月。朝ドラのオーディションも3月」と、生活や環境が変わるきっかけが多かった月だと話した。同じ質問に成田は「高校の卒業式が終わった後に、友達と3人だけでもう一回卒業式をやった」という。実際の卒業式がしんみりとしていたそうで、「体育館で2時間かけて。もう一周、全部ふざけてやった」ことを明かした。

イベント会場が縁結びの神社ということで、理想のデートを聞かれた波瑠は「定番ですけど映画を観に行くのが好き。今だったら『弥生、三月』を観に行くのが良いデートだと思います」と本作をアピール。成田は「お互いのわがままを一回ずつ聞くのが楽しいと思う。わがままデートをしてみたい」と笑顔で語っていた。

『弥生、三月 -君を愛した30年-』
3月20日(金)より全国東宝系にて公開
監督・脚本:遊川和彦
出演:波瑠 成田凌 杉咲花 岡田健史 小澤征悦 黒木瞳
配給:東宝

【ストーリー】 1986年3月1日。運命的に出会った弥生(波瑠)と太郎(成田凌)。「もし、40過ぎても独身だったら、俺が結婚してやるよ!」互いに惹かれ合いながらも、親友・サクラ(杉咲花)を病気で亡くした事で想いを伝えられずに、別々の人生を選んだ二人。子供の頃に描いた夢に挑み、結婚相手を見付け子どもが産まれ…。しかし人生は順風満帆では無く、離婚を経験し、災害に巻き込まれ、配偶者を無くし、あの時、抱いていた夢は断たれてしまう…。

©2020「弥生、三月」製作委員会