眉村ちあき「ドキュメンタリーを普通に撮るわけがないじゃん」『眉村ちあきのすべて(仮)』予告編&場面写真

音楽×映画の祭典「MOOSIC LAB 2019」で観客賞・審査員特別賞・ベストミュージシャン賞(眉村)・女優賞(眉村)の4冠に輝いた、「弾き語りトラックメイカーアイドル」眉村ちあきに密着した、ドキュメンタリーのようでジャンルが特定できない映画『眉村ちあきのすべて(仮)』が、4月4日より公開される。このほど、本作の予告編と場面写真がお披露目となり、併せて、「MOOSIC LAB 2019」公開時の上映時間より10分長い75分となる最新バージョンで上映されることが発表された。

型破りな個性で人気を博し、「ゴッドタン」などのバラエティ番組で即興ソングが話題となるなど、いま勢いのある眉村ちあきに密着した本作。「MOOSIC LAB 2019」における都内5回の上映は全回即日SOLD OUT、上映初日には観客に出演者情報についてのネタバレ厳禁の御触書きが配られた。本作には徳永えり、品田誠、小川紗良など近年の映画界で著しい活躍を果たす俳優陣も出演する。

予告編では、ドキュメンタリーと謳いながらも、本作が型破りな映画である事がうかがえる。

■眉村ちあき(出演、音楽、エグゼクティブ・プロデューサー) コメント
やったー(涙)。ありがとうございます!光栄です。作り始めたその日から、単独公開するのが見えていました!でも想像より早くその日が来ました!光栄な気持ちを心に刺しつけ、関わってくれた全ての方に感謝します。ラブ!

■松浦本(監督) コメント
数多く公開される映画の中で、つくられることが求められていない映画って探せば意外とある気がしてしまいます。その多くはあまりにも企画優先だったり、各方面に気を使った結果熱量が失われたものだったり。ウチらは違うぞ、と言いたいのではなく、この映画はまさに企画の映画になります。作詞作曲編曲を務め、株式会社社長でもあるアイドル眉村ちあきの企画もの。その曲や歌唱力、パフォーマンス、キャラクターの自由さを評価する人は多い。取っ掛かりが多い彼女が今度は本人主演映画もプロデュースしたという作品です。ここまでは普通のお話ですが、眉村ちあきという人が面白いのは「あれ出来ないこれ出来ない」を好まず「あれもやろうこれもやろう」な人で、それを実行するために労をいとわないタイプということです。だから「私のドキュメントを撮ろう、ただしめちゃくちゃなやつを」と言われた時、勝手に脳で翻訳し「さあ私は球を投げた、あなたは思いもよらない方法で打ち返してください」と言われたと解釈しました。映画の内容を語りにくくなるくらいジャンルを詰め込んでみよう、アクションもSFもサスペンスも青春モノも、と低予算なのに強引に詰め込んだこの映画。大作商業映画を重箱のおせち料理に例えるなら、こちらはタッパに詰め込んだお手製幕の内弁当だというくらい。勝算は主演の眉村ちあきが、各ジャンルを取り込んで消化出来るくらいパワフルだからというのみ。単独公開前でまだ観た人は少ないですが、眉村ちあきを知らなかった人から熱く感想を語られ、あそこのシーン感動しちゃった、と言われることもあり、よくこんなめちゃくちゃな要素を1本につなげられるなと驚きます。これは演出の話ではなく、映画の中心である主演眉村ちあきのことです。単独公開にあたって「MOOSIC LAB2019」で上映されたバージョンより、新たに10分長い75分バージョンで公開されますが、それは角をとって見やすくする作業ではなく、もう少しパワフルにカオスにというものになります。眉村ちあきという人なら、全然大丈夫いける、と言いそうなので。

『眉村ちあきのすべて(仮)』
4月4日(土)〜4月10日(金) WHITE CINE QUINTOにて限定レイトショー、以後全国順次公開
監督:松浦本
音楽・エグゼクティブ・プロデューサー・出演:眉村ちあき
出演:徳永えり 小川紗良 品田誠 月登 吉田豪 嶺脇育夫 南波一海 石阪勝久 冨田勝
配給:SPOTTED PRODUCTONS