焼き物の里・砥部町を舞台にした家族の再生物語『未来へのかたち』特報映像

大森研一監督が伊藤淳史主演で贈る、愛媛県にある小さな焼き物の里・砥部町(とべちょう)を舞台にした家族の再生の物語『未来へのかたち』の公開日が7月3日に決定した。このほど、大塚寧々が、伊藤演じる竜青の母親役で出演することが発表され、併せて、特報映像がお披露目となった。

『瀬戸内海賊物語』や『ポプラの秋』など、地域に密着し、人と人との絆を描いた作品を多く生み出す大森研一監督がメガホンを取った本作は、現存する陶石採掘場や実際の窯元、焼き物などを使用し撮影しており、職人の熱い想いを描く。

主人公となる、窯元の主人・竜青を演じるのは、「チーム・バチスタ」シリーズ、ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」でシリアスな演技から、『西遊記』でのコミカルな演技まで、幅広い役柄を演じ分ける俳優・伊藤淳史。そのほか、竜青の妻・幸子役に映画、ドラマ、舞台で活躍する女優の内山理名、竜青の兄・竜哉役に映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で主演を務めた吉岡秀隆、竜青の父親・竜見役に先日、読売演劇大賞・最優秀男優賞を受賞したばかりのベテラン俳優の橋爪功、竜青の娘・萌役に雑誌「Seventeen」で専属モデルを務め、近年、女優としても話題作への出演が絶えない若手女優・桜田ひより、そして、窯元で働くアルバイト・武役には「男劇団 青山表参道X」のメンバーで、若手俳優の登竜門「仮面ライダーエグゼイド」の主演・エグゼイドを務めて注目を集める飯島寛騎が扮する。

新たなキャストとして、ドラマ「おっさんずラブ」で黒澤部長の元妻・蝶子を演じ、幅広い世代から支持を得る大塚寧々が扮するのは、竜青(伊藤淳史)と竜哉(吉岡秀隆)の母親役。特報映像では、まだ二人が幼いころに母は不慮の事故で亡くなり、このことがきっかけで家族がバラバラになってしまう様子が描かれている。突如、町に戻ってきた兄のついた嘘で再燃される、職人気質で不器用な親子の対立。もう一度、家族としての絆を再生させることは出来るのか?

『未来へのかたち』
6月 愛媛県先行ロードショー
7月3日(金)より、丸の内TOEIほか全国ロードショー
監督・脚本・編集:大森研一
出演:伊藤淳史 内山理名 吉岡秀隆 橋爪功 桜田ひより 飯島寛騎(男劇団 青山表参道X) 宮川一朗太 川野太郎 六平直政 大塚寧々 三谷麟太郎 山口太幹 小川隆市 剛州
配給:スターキャット

【ストーリー】 砥部焼・りゅうせい窯の主人である竜青(伊藤淳史)は、聖火台デザインコンペを勝ち抜き「磁器製の聖火台」制作へ一家で挑むことに。しかしそれには、敵対していた父や窯元たちの技術が必要であった。そこへ突然町に戻った兄・竜哉(吉岡秀隆)も交わり、封印していた「母(大塚寧々)の死」にまつわる父子の因縁が蘇る。激化する争いのなか、竜青の妻・幸子(内山理名)、娘・萌(桜田ひより)、バイトの武(飯島寛騎)らが救いの手を差し伸べる。やがて、亡き母の遺したものこそが聖火台の完成へ向けた鍵となり、バラバラだった家族がそして町の心がひとつになろうとしていた。果たして巨大な聖火台は完成するのか!?

©2020「未来へのかたち」製作委員会