永野芽郁「血が吹き出ているけど死ねない」悪夢を坂口健太郎に報告するのが日課だった

シリーズ累計発行部数85万部を超える知念実希人の傑作ベストセラー小説を、主演に坂口健太郎、共演に永野芽郁を迎えて映画化する『仮面病棟』が、2020年3月6日より公開される。このほど、1月16日にLINE株式会社 イベントスペースにて公開記念スペシャルイベントが実施され、キャストの坂口健太郎、永野芽郁、原作者の知念実希人、特別ゲストとして謎解きのスペシャリストとして知られる松丸亮吾が登壇した。

初の映画単独主演に挑み、座⻑として撮影現場を支えた坂口。座長を体験した感想について、「実際やってることってあんまり変わらなかった」そうだが、「キツい現場になるだろうと、クランクインする前から思っていたので、自分ができることはしたいと思った」と、座長としての決意を明かした。

座長の背中を現場で見つめていた永野は、「すごい素敵でした。いつも穏やかで、内容的にもピリつく瞬間が多いだろうなと思っていたんですけど、坂口さんがすごく穏やかで、現場がピリつくことなく、みんなでひとつのものを作る空気感だった」とコメント。永野は、照れ笑いを浮かべる坂口を横目に「本当にご一緒できて良かった」と述べると、坂口は満面の笑みで「ありがとうございます!」と感謝していた。

20代初の出演作となり、初のミステリー映画に挑んだという永野。負傷してしまった女子大生を演じ、「一番大変だったのが、最初から撃たれて病院に行ってるので、最初から最後までずっと脇腹を押さえているんですよ。だから、私生活でも無意識に脇腹を押さえてしまって」と、役に深く入り込んでしまったことを告白。

本作の見どころについて聞かれた坂口は、「やっぱり謎解きはとてもおもしろいと思います。お芝居しているときから、“これはおもしろくなる”と思いました」と作品に自信と期待をのぞかせた。同じく、見どころについて聞かれた永野は「謎解きじゃないとしたら、私です!」と胸を張り、「本当に頑張ったんですよ。今までも頑張ってるんですけど、頑張りました!」と述べ、頑張りすぎて「毎日悪夢を見た」そうで、「“腰を撃たれて血が吹き出ているけど死ねない”っていう夢。それを毎朝、坂口さんに報告するのが日課でした」と、なぜか笑顔で語っていた。

イベントの最後には、本作の“ノンストップ脱出ミステリー”にちなみ、謎解きのスペシャリストとして知られる松丸亮吾が特別イベントゲストとして登場。松丸から謎が出題されると、坂口はそれをいち早く解き、会場から驚きの声が上がっていた。

『仮面病棟』
2020年3月6日(金) 全国公開
監督:木村ひさし
原作:知念実希人「仮面病棟」
主題歌:UVERworld「AS ONE」
出演:坂口健太郎 永野芽郁 内田理央 江口のりこ 大谷亮平 高嶋政伸
配給:ワーナー・ブラザース映画

【ストーリー】 鉄格子で閉ざされた元精神科病院。一日限りのバイト医・速水(坂口健太郎)は目的の見えない事件に巻き込まれる。ピエロ面の凶悪犯が、負傷した美少女・瞳(永野芽郁)と立てこもり、身元不明の64名の入院患者と職員たちと共に監禁された。病院内で次々と遭遇する不可解な出来事、そして発見された一人の遺体。犯人からも、得体の知れない病院からも逃げられない!ノンストップ脱出ミステリー!

©知念実希人/実業之日本社 ©2020 映画「仮面病棟」製作委員会