山田裕貴「スキーに初挑戦!とにかく練習します(笑)」聴覚障害のあるテストジャンパー役に!田中圭『ヒノマルソウル』

1998年の長野五輪にて、スキージャンプ団体は悲願の金メダルを獲得した。この栄光を陰で支えた25人のテストジャンパーたちの知られざる感動秘話を、田中圭主演で映画化する『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の公開日が6月19日に決定し、山田裕貴が聴覚障害のあるテストジャンパー役で出演することが発表された。

本作は、1998年長野五輪でのスキージャンプ団体金メダル獲得の裏に隠された秘話を描いた感動超大作。主人公はスキージャンパーの西方仁也。1994年のリレハンメル五輪スキージャンプ団体戦で日本代表を牽引するも、エース原田雅彦のジャンプ失敗で金メダルを逃し、長野五輪での雪辱を誓うも腰の故障で代表落選。その後テストジャンパーとなって日本代表選手たちを裏方として支えた西方の、金メダルへの強い想い、それを打ち砕く挫折、原田との友情、そして怒りと嫉妬、それでも仲間のために、日本のために、命の危険を顧みずテストジャンプに挑む、深い人間ドラマを映し出す。長野五輪での手に汗握る団体戦の攻防、吹雪による競技中断、そんな中、競技が再開できるかを図るために行われた、西方率いる25人のテストジャンパーたちの決死のテストジャンプを、史実に基づいてダイナミックに描く。

昨年NHK連続テレビ小説「なつぞら」でヒロインの幼なじみ役を好演し大きな注目を集め、今年、「SEDAI WARS」、「ホームルーム」と1月期のドラマ2作の主演を務めることが決定した山田裕貴。本作の主演・田中圭とは「健康で文化的な最低限度の生活」(2018)以来の共演となり、飯塚健監督とは映画『虹色デイズ』(2018)以来のタッグとなる。本作で山田は、25人のテストジャンパーの一員で聴覚障害のあるジャンパー・高橋竜二に扮する。高橋は、北海道札幌市出身で、聴覚障害がありながらも、1998年のSTVカップ国際スキージャンプ競技大会ラージヒルにおいて岡部孝信、宮平秀治らを破り優勝した後、長野五輪にテストジャンパーとして参加したスキージャンパーである。

■山田裕貴(高橋竜二役) コメント
小学校の頃に見た長野オリンピック、スキージャンプの映像が今でも頭の中に浮かびます。初めてのスキーに挑戦ですが、とにかく練習します(笑)。このお話は中継にも載っていない裏側のお話。“目に見えていない部分も見ようとする”これを大事にしているのですが、表舞台に立つ人の裏側にはたくさんの人が関わり、悩み、支えてくれています。チーム一丸!!生きてるすべての人が主人公であることを伝えたい。

■飯塚健(監督) コメント
聴覚に障害のあるジャンパー。もう難役であることがお分かり頂けると思います。だとしたら、と考えた時、浮かんだのがやや熱めの男、山田裕貴くんの顔でした。先日も「スキー練習、頼むね」というようなやり取りをしたのですが、「御意」と返信が来たので、全幅の信頼を寄せています。二度目のセッションが楽しみです。

『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』
6月19日(金) 全国公開
監督:飯塚健
脚本:杉原憲明 鈴木謙一
出演:田中圭 山田裕貴
配給:東宝

【ストーリー】 1998年長野五輪。日本スキージャンプチームは国民の期待を一身に背負ってラージヒル団体で日本初の金メダルを狙っていた。そこに、エース原田のジャンプを特別の想いで見守る男がいた。元日本代表・西方仁也(田中圭)だ。前回大会・リレハンメル五輪で西方は原田とともに代表選手として出場。西方は日本代表最高飛距離135mを飛び、金メダル目前だったが、原田がジャンプを失敗。銀メダルに甘んじた。西方は4年後の長野五輪での雪辱を誓い練習に打ち込むが、腰の故障により代表を落選。悔しさに打ちひしがれる中、テストジャンパーとして長野五輪に参加して欲しいと依頼される。テストジャンパーとは、競技前にジャンプ台に危険がないかを確かめ、競技中に雪が降った際には何度も飛んでジャンプ台の雪を踏み固めるジャンパーのこと。西方は裏方に甘んじる屈辱を感じながらも、様々な思いを抱えて集まっていたテストジャンパーたちと準備に取り掛かる。そして、五輪本番。団体戦の1本目のジャンプで、またしても原田が失敗。日本は4位に後退してしまう。しかも猛吹雪により競技が中断。このまま競技が終われば、1本目のジャンプの結果のみで順位が決定してしまう。そんな中、審判員たちの判断は、「テストジャンパー25人が全員無事に飛べたら競技再開する」というものに。奇しくも、日本の金メダルへの道は、西方率いる25人のテストジャンパーたちへ託されたのだった…。

©2020映画『ヒノマルソウル』製作委員会